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【西三河】寧比曽岳で山メシハイク 2023/5/25 [山歩き・ウォーキング]
毛細血管を連想させる根っこだらけの登山道
この日はお墓参りを済ませてからの訪問。夕方に約束があったので、短時間で登れる大多賀峠~寧比曽岳を選択して山メシを食べに行ってきました。

愛知県道33号線・大多賀峠近くの駐車スペースを午前8時少し前にスタート。珍しく他に車は駐まっていませんでした。
愛知県道33号線・大多賀峠近くの駐車スペースを午前8時少し前にスタート。珍しく他に車は駐まっていませんでした。
側溝で咲いていたフタリシズカ。
大多賀峠の登山口には、”富士見峠のトイレの使用を控えるように”という旨の注意書きがありました。
約1年ぶりの寧比曽岳ですが、登山道沿いが間伐されて明るくなっていました。
亀の甲岩(柱状節理)
ギンリョウソウを各所で見かけました、これから見頃を迎えそうです。
葉緑素を持たない腐生植物の代表とされてきたが、腐朽菌のように枯れ木を分解する能力はなく、最近の研究では「菌従属栄養植物」と呼ばれる、土中の菌類から養分を横取りして何も与えない植物の一種とのことです。意外ですがツツジ科に分類される。
13.5℃で少し肌寒いくらい。山を歩くにはちょうど良い気温です。
整備されずにハードルみたいになってしまった階段、今はほとんどのハイカーはここを行かず左上の尾根を歩きます。
コアジサイはまだつぼみでした。
根っこで覆われた登山道。これほど荒れた姿は他の山では滅多に見られません。登山者の多い山は「歩く範囲を限定しないとこうなっちゃうよ」という教訓を示しています。
1時間ほどで山頂に到着。休憩舎のとなりに枯れた大木がありますが、枝が落下する可能性があるので危険です。太い枝が落ちて運悪く当たると命に関わるので、登頂した際には用心して下さい。
山頂標識
猿投山方面(西方向)
恵那山(北方向)
三等三角点「大多賀Ⅲ:1120.73m」登山口ですでに標高800mなので、ここまで標高差は300mほど。
さっそく本日の目的、山メシ準備に取りかかります。瑞浪の山で試して好評(自分的に)だった水漬けスパゲッティを再び。材料は家を出る前にパスタ200g(二人前)を半分に折ってファスナー袋に入れ水に浸しておいたものと、市販のパスタソースだけです。
今回の水漬けは4時間くらい。水を吸ったパスタは白いですが、火を加えるとすぐ黄色に変わり、1分も茹でれば十分食べられるくらいになります。浸け置き時間は長く(12時間とか)なっても特に気にする必要は無さそう。うどん・蕎麦の乾麺だとドロドロになってしまいそうですが、イタリアンパスタなら大丈夫。
水分を切ってソースと和えればできあがり。残った茹で汁はペットボトルに入れて持ち帰りましたが、茹でる時にパスタがさらに水分を吸うので、出来上がりに水気が残らないギリギリの水量にすれば片付けも楽になるかと思います。
山頂で咲いていたベニドウダン、漢字で表記すると「紅満天星」。紅い花と新緑とのコントラストがいいです。
満天星の由来は?ググってみました。
”ドウダン”というのは、枝分かれする様が「結び灯台(トウダイ)」と呼ばれる燭台に似ており、”トウダイ”→”ドウダン”と転訛したものだとか。
「満天星」の由来の方は洒落ていて、太上老君(道教の神様)が仙宮で霊薬を練っているときに誤ってこぼした玉盤の霊水がこの木に散って、壺状になった姿が満天に星が輝くように見えたから”とのことです。作り話にしてもロマンティックですよね。
こちらはレンゲツツジ、人が植えたものでしょうか?
まだ午前10時ですが、朝飯なのかランチなのか分からない食事を済ませて下山開始。山頂から100m程の場所にある水場に立ち寄ってみました。上に沢はなく湧き出ているので安心して使えそうです。ランチの際はここで水を汲めば担ぎ上げる必要は無さそうです。
これからの季節低山を彩るのはヤマツツジ。こちらも鮮やかな赤が新緑に良く映えます。
スルガテンナンショウ(駿河天南星)は通称マムシグサと呼ばれる植物の一種。球茎の成熟度によって性転換するという面白い植物。
”天南星”も調べてみました。”白く丸い球茎を南極老人星(カノープス)に見立てたもの” がヒットしましたが、はっきりとした由来は分かりませんでした。同属の球茎を原料とす漢方薬(生薬)の名前。ドウダンツツジが ”満天星” でマムシグサが ”天南星” 、似ても似つかない両種なのに漢名は似ていますね。
休憩所は登山口から600mほどの場所にあります。
駐車地点まで戻って山メシハイク終了、クルマが5台増えていました。
ハイキング帰りに足助のホテル「百年草」でお風呂に入ってきました。
足助川沿いの法面に建つ百年草のエントランスは駐車場と同じ高さの3階になります。フロントは2階にあるので、入ってすぐ階段を下るのが妙な感じ。レストラン・ホテル・介護施設・高齢者雇用のハム工房とベーカリーが一緒になっている複合施設です。
ホテルのお風呂は温泉ではありませんが、大人300円と格安で入浴できます。
「全日本いすゞフェスティバル」のポスター、毎年足助で開催されているそうです。地元のバス会社が所有するボンネットバスも「いすゞ製」なので、イベントに登場するようです。
百年草を川沿いから見上げたところ。
ベーカリー「バーバラはうす」でお買い物。いったん外に出て川沿いを行くと入口です。となりにハムを作る「ZIZI工房」もあります。
(鞍ヶ池公園)
足助にあるお気に入りのスーパーで買い物をして、時間つぶしに公園に立ち寄りました。東海環状道・鞍ヶ池PAは一般道からでも車で入ることができます。
若草山の頂上にある、美ヶ原を模した「美しの塔」
若草山から鞍ヶ池公園
マツバギク
観光牧場上の遊歩道
牧場で草を食むお馬さん
動物園の鳥舎 昔は姉妹都市のデトロイト動物園や東山動物園から寄贈されたトラがいて面目を保っていましたが、今は中核都市の動物園としては寂しいかぎりです。
公園内に展示されている名古屋鉄道の赤電車。
説明書きによりますと、昭和10年代(1935年~1938年)に製造されたもので、名古屋本線を走っていた車両では最古参のものだそうです。車内は木造で年代を感じさせますね。
*snow peak豊田鞍ヶ池のグランピングハウス「住箱」
駐車場でカムフラージュされたミニバンを見かけました、トヨタの次期アルファードかな?
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