天生県立自然公園 2023/9 植物アルバム [植物]
カツラの巨樹が並ぶ「カツラ門」
2023/9/7 岐阜県北部(飛騨)にある天生県立自然公園(天生湿原:あもうしつげん)で見かけた植物の備忘録アルバムです。
アカソ(赤麻)
アカソ(赤麻)
アカバナ(赤花)※和名は茎葉が紅紫色になることによる。
アカバナ(種子)
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)※初夏に咲くキリンソウに似た花を秋に咲かせることから付いた和名だそうですが、アキノキリンソウ→キク科、キリンソウ→ベンケイソウ科で種類は全く異なる。
アキノギンリョウソウ(秋の銀竜草)別名:ギンリョウソウモドキ ※光合成をしない菌従属栄養植物。初夏に咲くギンリョウソウとは異なり、朔果で花後に頭が上を向く。
アケボノシュスラン(曙繻子蘭)※同属にビロード状の葉を繻子織(朱子織)に例えたとされる”シュスラン”があるが、さらに本種は花色がほんのり赤みがかった点を明け方の空の色に例えたとされる粋な和名を持つ。よく似るシュスランに比べて茎が匍匐する点と、花が密集して咲く点が異なる。
ウメバチソウ(梅鉢草)※中央に実ができかけている
ウワバミソウ(蟒蛇草:ムカゴ)※食用可
エゾシロネ(蝦夷白根)
エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
オオカメノキ(大亀の木:実)※別名 ”ムシカリ” 春にアジサイに似た白い花を咲かせる。和名は葉を亀の甲羅に例えたもの。
カニコウモリ(蟹蝙蝠:花後)
キツリフネ(黄釣舟)
キンミズヒキ(金水引)
クサボタン(草牡丹)
クロクモソウ(黒雲草)
クロクモソウ
ゲンノショウコ(現の証拠)※三大民間薬のひとつで止瀉薬(下痢止め)として用いられる。すぐに薬効が現れるという意味で名付けられたそうです。
コウモリソウ(蝙蝠草:花後)
ゴゼンタチバナ(御前橘:実)※石川県白山の御前峰で最初の標本が見つかったことから、また実がカラタチバナに似ていることが和名の由来。
ゴマナ(胡麻菜)※若芽は食用可
サワフタギ(沢蓋木:実)※湿った場所を好む低木で、枝を横に伸ばし沢を塞いでしまう程に繁茂することから付けられた和名。初夏に線香花火に似た真っ白な花を密集して咲かせる。秋は青い実が美しく、熟すと黒くなり食べられる。ブルーベリーと同属。
サラシナショウマ(晒菜升麻) ※和名は若芽を茹で、水にさらして山菜として食したことに由来する。
サラシナショウマ
サラシナショウマ(実)
シテンクモキリ(紫点雲切)
シラヒゲソウ(白髭草)
シラヒゲソウ(実)
シラヒゲソウ(種子)
シラヒゲソウ(群生)
シラネセンキュウ(白根川芎)
シラネセンキュウ(葉)※根茎を生薬とする川芎(センキュウ)に似た花を咲かせることから名付けられた。
ズダヤクシュ(喘息薬種:実)
タケシマラン(竹縞蘭:実)
タマガワホトトギス(玉川杜鵑草:実)※和名は古くからヤマブキの名所である京都府井出の玉川に因んだものとのことで、形はホトトギスに似るが黄色い花が咲く。
タマゴタケ(卵茸)※食用可
ツクバネソウ(衝羽根草:実)
ツノハシバミ(角榛:実)※食用可。ハシバミの実と同じく和製ヘーゼルナッツと称される。
ツノハシバミ(葉)
ツルニンジン(蔓人参)※別名”ジイソブ” そっくりな種に”バアソブ”があり、どちらも花の内側にソバカスに例えた斑点があることに由来する名。バアソブはジイソブに比べて小ぶりなのと、花の時期にズレがある。ジイソブの種子は茶色で翼があるが、バアソブの種子は黒色で翼を持たない。
ツルニンジン(実)
ツルリンドウ(蔓竜胆)
ツルリンドウ(全体)
テンニンソウ(天人草)
トチバニンジン(栃葉人参) ソウシシヨウニンジン(相思子様人参:実)
トチバニンジン ソウシシヨウニンジン(葉)
ナナカマド(七竈:実)
ナルコユリ(鳴子百合:実)
ノウゴウイチゴ(能郷苺:葉)※日本原産イチゴのひとつで、花弁が7~8枚と多いのが特徴。和名は江戸時代の学者が岐阜県奥美濃にある能郷白山に生育すると本に書いたことからだそう。実は食べられる。
ノブキ(野蕗:実)
ノブキ(葉)
ノリウツギ(糊空木)
ノリクラアザミ(乗鞍薊)
ハクサンカメバヒキオコシ(白山亀葉引き起こし:花・萼)
ハクサンカメバヒキオコシ(全体)※和名”ヒキオコシ”は、弘法大師が諸国を行脚していた折り、倒れていた人にこの汁液を飲ませたところ、病人を引き起こすかのように病が治ったという故事から名づけられたそうです。”カメバ”は葉が亀の尾に似ることを、”ハクサン”は最初の標本が石川県の白山で見つかったことから。ちなみに、ここ天生湿原は白山御前峰の北東約20kmに位置しています。
ハクサンシャジン(白山沙参)
ヒダキセルアザミ(飛騨煙管薊)
ヒメオトギリ(姫弟切)
ヒメオトギリ(全体)
ヒロハユキザサ(広葉雪笹:実)
フッキソウ(富貴草:葉)
ホウチャクソウ(宝鐸草:実)
マイヅルソウ(舞鶴草:実)
マイヅルソウ(実)
マルバダケブキ(丸葉岳蕗:花後)
ミズキ(水木:実)
ミツバオウレン(三葉黄連:葉)
ミゾソバ(溝蕎麦)
ミヤマナラ(深山楢:実)※亜高山帯に分布する矮性のナラ
ミヤマニガウリ(深山苦瓜)
ミヤマニガウリ(実)
ミヤマニガウリ(葉)
ムカゴイラクサ(珠芽刺草:実)
バライチゴ?(実)
ヤブデマリ(藪手鞠:実)
ヤマトリカブト(山鳥兜)
ヤマホタルイ(山螢藺)
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯:花後)
ヨツバヒヨドリ(種子)
リョウブ(令法:実)※救荒植物のひとつ、若芽を食用にする
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