瀬戸蔵ミュージアム 2024/2/29 [お出かけ]
瀬戸蔵エントランスの陶器ひな段飾り「ひなミッド」
岩巣山を歩いた帰りに瀬戸市街にある「瀬戸蔵」へ立ち寄りました
「瀬戸蔵」は瀬戸市が提唱する「せと・まるっとミュージアム構想」の拠点施設で愛知万博が開催された2005年にオープンしました。やきものミュージアム、コンサートホール、会議室、陶磁器ショップがあり立体駐車場が併設されています(60分無料・以降60分ごとに100円・24時間最大800円)※瀬戸蔵WEBページより
中央吹き抜けのひな段飾りは焼き物の街らしく全て陶器製のお雛様です。
上から眺めた「ひなミッド」
2階と3階にまたがる「瀬戸蔵ミュージアム」に入ってみました。入館料は一般520円 高校・大学生・65歳以上310円です。
入ってすぐに「せとでん」と、再現された二代目尾張瀬戸駅舎があります。大正14(1925)年から平成13(2001)年まで瀬戸の表玄関として建っていたそうです。
入ってすぐに「せとでん」と、再現された二代目尾張瀬戸駅舎があります。大正14(1925)年から平成13(2001)年まで瀬戸の表玄関として建っていたそうです。
駅舎の中
当時のカラーで塗られた電車。1905年に”せともの”を運ぶために「瀬戸自動鉄道」として営業を始めたそうです。その後「瀬戸電気鉄道」と名前をあらため、1939年に名古屋鉄道と合併するまで”せとでん”と呼ばれ親しまれていたそうです。
電車の中 昭和3(1928)年製で平成13(2001)年まで現役だったとのこと。
焼きもの工房を再現したコーナー
土ねり機 時々動き出しますよ
成形された茶碗
窯の内部
陶器製のシャチほこ
トロンミル(陶土を細かく粉砕・調合するもの)猿投山に残っているトロミル水車は同じ用途のものです。
染付磁器の絵付けから焼き付け段階展示 焼くと小さくなるのが分かります
つるし飾り もうすぐひな祭りです
企画展は鉄絵皿の展示 鉄絵具で装飾された江戸時代後期の馬の目皿や行燈皿など
花蝶文行燈皿(行燈の下に置く油受け皿)19世紀前期
3階は瀬戸焼の歴史コーナー 古墳時代から現代までの焼き物の歩みが時系列で展示されています。
馬の目皿 鉄絵で皿の内側の縁に渦巻き模様が描かれている
焼き物の踏み台
瀬戸市にある定光寺で使われていた江戸時代中期の水がめ、愛知県の文化財
染付燈籠 1878年のパリ万博に出品された
これらも万国博覧会に出品され好評を博した作品
リッチな便器たち
プリンセス・アン 日本で唯一のレース人形会社の製品、とても焼き物とは思えません。
往年のスターノベルティー
3階から2階の展示コーナーを眺めたところ
駅舎脇の郵便ポストは現役です
日本三大陶磁器のひとつ瀬戸焼は、日本で最初に「釉薬」の製法を完成させたといわれ、鎌倉時代には日本で最大の生産量誇り、特に東日本に広まりました。陶磁器一般を”せともの”と呼ぶように、焼き物の代名詞となりました。
瀬戸蔵には人気落語家さんなど芸能人の色紙が多数飾ってありました
瀬戸と言えばこの人ですよね
瀬戸蔵セラミックプラザで買ったお土産
さっそくショウガをおろしてみました、なかなか使い勝手が良いです。
ヒナミッドが壮観、
なかなか見所のあるミュージアムですね。
by Jetstream (2024-03-09 17:51)
こんにちはJetstreamさん
長い歴史を持つ地場産業の博物館は見応えがありました。骨董価値が出そうな高級品だけでなく、日用のやきもの製品を多くつくってきたので、”せともの”が陶器の代名詞になったんですね。
by teppan (2024-03-11 14:11)