スノーピーク HOME&CAMP バーナー GS600 [モノ・道具]
これはいったい何なのか?一見しただけでは想像しにくいモノですが…
東海環状道・鞍ヶ池PA内にあるスノーピークのお店です。先日娘達が父の日プレゼントを買ってくれるとのことで、一緒にいそいそと出かけてきました。
お言葉に甘えて選んだのがこちら HOME&CAMP バーナー GS600KH。この円筒形がなんとカセットガスコンロなんです。2019年に発売された時から気になっていましたが、この手の商品としては値段が12,100円(税込)と高すぎるので、購入には至らなかったものです。(MADE IN KOREA)
https://www.snowpeak.co.jp/sp/hcburner/
開けてみると中身がギッシリ。使える状態にするまでのギミックが物オタクの心をくすぐります。
ゴトクを引き出してから中身全体を回転させるのですが、その前に矢印のストッパーを押し込まなくてはいけません。(収納時にも同様に押さなければいけない)
押し込まないまま回転させてしまうとストッパー部分が壊れてしまうので要注意。実際、店頭展示品が破壊されていると聞いています(^^;
メーカーのプロモーションビデオを見るとワクワクするのですが、実際のところ重量1.4キロと重く、片手でフタを開けて持ったままストッパーを押し込み、もう一方の手で225度(半回転と4分の1)回転させなければならないので、慣れていないと結構手間取ります。
ガスボンベの装着は押し込むだけのマグネット式。レバー操作が要らず簡単ですが、装着前に磁石部分に鉄粉などが付いていないか確認が必要。
使用可能な状態がこちら。従来の卓上型と違ってゴトクの下に遮るものがないので、ナベを置いて火を付けるとテーブルが高温の輻射熱にさらされます。焦げては困るテーブルの上で使う場合は遮熱板か遮熱シートを敷く必要があります。(別売純正品あり)
バーナーヘッドはすり鉢状で比較的風に強そうです。説明書には風防で周りを囲んだりしないように書いてありました。
気化熱を奪われボンベが冷えるのを防ぐ機構を標準装備。バーナーヘッドの熱を銅板でボンベに伝えて温めます。使ってみましたが、そこそこの効果はありそうでした。
点火と火力調整は一般の卓上式コンロと同じくダイアルで行います。炎が真っ直ぐ立ち上がるので小さめのナベでも効率は良さそう。
ゴトクはシエラカップなど小径のものは置けませんが、このコンロでわざわざ小さなナベを使う理由はないでしょう。上からゴトクを押すとたわみますが、よほどの重量物でない限り大丈夫だと思います。
ゴトクはシエラカップなど小径のものは置けませんが、このコンロでわざわざ小さなナベを使う理由はないでしょう。上からゴトクを押すとたわみますが、よほどの重量物でない限り大丈夫だと思います。
3本足のゴトクなので、片手鍋やプライパンを置く場合は倒れないよう置く方向に注意が要ります。また、ダッチオーブンなど鋳鉄製やセラミック製の調理器具は輻射熱が高く、ボンベが過熱する恐れがあるので使用禁止とあります。対応鍋径:Φ14cm~Φ30cm 出力2100kcal/h 連続燃焼時間 約110分
収納状態ではコンパクトですが、使用状態だと、よくあるロールテーブルにやっと乗る大きさ。通常のカセットコンロに比べて場所を取ります。
ここからは実際にお湯を沸かして山用バーナーと比較してみたレポートです。
まずはGS600から。火力を最大にして1.5リットルの水が沸騰するまでの時間を計測。
まずはGS600から。火力を最大にして1.5リットルの水が沸騰するまでの時間を計測。
気温は28℃、
水温23℃。風は強くなかったですが時々吹いている状態です。
ケトルの笛が鳴り始めてから10秒後までの時間は7分47秒でした。
続いてSOTOのマイクロレギュレーターストーブ・ウインドマスターSOD-310。公平を期すため、どちらも同じ銘柄で未使用のカセットボンベを使いました。
このバーナーは本来アウトドアガスカートリッジで使うものですが、アダプタを介してカセットボンベを接続してあります。
時間は6分50秒でGS600より1分近く速く沸騰しました、さすがは山用ですね。負けはしましたがGS600も十分な性能だと評価しておきます。
使う機会は少ないかもしれませんが、所有欲を満たしてくれる楽しいオモチャをプレゼントしてくれた娘達に感謝です!
GS600にはケースが付属しません。そのまま持ち運ぶのは気が引けるので、ネットで写真のセミハードケースを手に入れました。
GS600がちょうど入る専用設計。別売で縦型筒状の純正ソフトケースがあるのですが、横型が好みなのでこちらにしました。
強度と使い勝手は良いですが匂いがキツイです、しばらくすれば消えるのだろうか?
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