愛知県緑化センター・昭和の森７月 2022/7/14

　アベマキの実

　６月末に早々の梅雨明け宣言があったのに、７月に入ってぐずついたお天気が続いていますね。
最近は何事にも億劫で遠くの山へ行く気が起こらず、もっぱら近くの野山ばかりハイキングしています。毎年春に訪れている愛知県昭和の森ですが、夏はどんな様子だろう？雨が降りそうな中出かけてきました。


　昭和の森の第５駐車場付近からスタート、なぜか？子ども靴が片方だけ置いてありました。

　散策コースに入ってすぐに実を付けたヤマウルシ。ここ昭和の森にはたくさん自生していますが、”かぶれ”なので枝を折ったりしないように。

　ここを右、湿地保存地区へ向かう。

　湿地に行けば何か咲いているだろうと思っていましたが、めぼしい花は見つかりません。トンボ（シオカラトンボ♀）が被写体になってくれたので救われました。

　散策路沿いでたくさん見かけたガンクビソウ。”ガンクビ：雁首”とはキセルの先端部分を指すそうですが、なるほど似ています。ちなみに”ガンクビソウ”の花は黄色とのことですが、写真の花は白っぽく根生葉が匙形をしていることから”サジガンクビソウ”と呼ばれる種類だと思われる。

　曇り空で直射日光は当たらないが、この日の東海地方は気圧の谷にあり湿度が高く蒸し暑い一日になりました。

　やっと見つけた花はヒヨドリバナ、アサギマダラ（蝶）がよく集まる野草。

　４月末に訪れた時、群生するミカワバイケイソウが見事だった谷です。

　ミカワバイケイソウは葉が全て枯れて実だけになっていました。周辺は笹が茂ってめぼしい花は見つかりません。

　東海自然歩道に合流する手前にある小さな池。周りの木々が写って鏡の様でした。

　堰堤池。この周辺は花が多いので期待して来ました。

　くわしい種類は分かりませんが、アザミの種が今まさに飛んで行こうとしているところ。なかなか興味深い姿です。

　浅い池に生える水草、ヒツジグサ（日本で唯一の野生睡蓮）の葉でしょうか？

　シデコブシの実

　小さいけど黄色い花が目についた。

　タヌキモの一種。食虫植物でミミカキグサなど多くの同属があるようです。
　　

　この時期水辺でよく見かけるハッチョウトンボ（雄）

　未成熟な雄、真っ赤な成熟体と違って地味で分かりにくい。

　体長わずか２センチ程度で１円玉くらいの大きさ、世界最小クラスのトンボです。

　とにかく可愛いモノサシトンボ（雄）　カワトンボやイトトンボの仲間は色彩豊富で興味が尽きません。この種の昆虫は近づいてもなかなか逃げないので写真に収めやすいのがマル。

　チゴザサ　ものすごく小さな花ですがとても可愛い。ハッチョウトンボを撮ろうとして失敗した写真に偶然写っていた。

　ノカンゾウもたくさん咲いていました。

　池の中央付近に自生していた野草、おもしろい部分に花を咲かせていますが、たぶん「サンカクイ」と思われる。

　猿投山が見える休憩舎でランチ。

　コンビニの調理パンと冷えたノンアルコールビール。

　ムラサキツメクサ

　シロバナワルナスビ（要注意外来生物）プチトマトそっくりな黄色の実が付くがソラニンを含み有毒。

　ヤマハギ

　ヤシャブシ

　ヘクソカズラ

　トチノキは実を付ける季節になりました。

　エゴノキの実

　カンナ

　カタバミ

　アカメガシワの若葉、黄緑色に赤い葉脈がオシャレ。

　同じくアカメガシワ　成木の実はちょっとグロテスク。

　今が盛りのネムノキの花


　続いて愛知県緑化センターに移動、歩き始めて少ししたら雨が降ってきたので傘をさしながらの散策。 
　アーティチョーク（ハーブ園）

　タイム（ハーブ園）

　ブルベリー　熟す前の果実はピンク色でなかなか綺麗なんですね。

　ハンゲショウの花は終わりがけでした。（樹木見本林沿いの沢）

　ヤブカンゾウ（樹木見本林）

　バラ：種類不明（樹木見本林）

　ナンキンハゼ（花木展示林）

　園芸種ですが名前は不明（ロックガーデン）

　キキョウ（ロックガーデン）

　ミソハギ（ロックガーデン）

　ジニア：百日草（芝生園）

　天球儀風の日時計？（芝生園）

　本館カスケード

　コリウス（芝生園本館前）

　エンジュ（花木展示林）

　マメ科らしいエンジュの花。
荒れ地で見かけるよく似た木にトゲを持つハリエンジュ（ニセアカシア）がある。特定外来生物に指定されているが養蜂場にとっては貴重な蜜源となっている。

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　ハイキングの帰りに「菊石」の蔵元、浦野合資会社の直売店へ立ち寄り晩酌のお酒を購入。

　お風呂でサッパリしてから準備をして「居酒屋てっぱん」の開店(^^
　素麺の冷やし鉢、冷や奴、冬瓜の海老あんかけ、枝豆、そして酒蔵で購入した「菊石」純米夢ゆたか生貯蔵酒。

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