薪ストーブでカレーライス調理「KAMADO UG-75」 [モノ・道具]
キャプテンスタッグ 薪ストーブ(UG-75)でカレーライスの調理中
お気に入りユーチューバーの動画に触発され薪ストーブを購入しました。延長用の足と煙突を3段装着すると高さは180cm近くになります。
キャプテンスタッグ 「KAMADO(かまど)煙突ガラス窓付角型ストーブ」UG-75 どうしてこんなに長ったらしい商品名にしたのかは分かりませんが、要するに野外用の薪ストーブです。
野外用の薪ストーブは主に煙突穴が付いたシェルターやテント内で使用するものですが、teppanは今のところそのつもりはなく、単に野外で暖まったり調理をするのに使ってみようと購入しました。
この類の薪ストーブは大きさや形が千差万別、コロナ禍のアウトドアブームに乗って各社から様々なタイプが販売されています。メンテナンス性を考慮すればステンレス製が最適ですがこちらは鉄製、欠点は重いことと錆びやすいことですが、価格・機能面と初心者向きなことでこのモデルにしました。
多くの薪ストーブと同様に直方体形状になっています。燃焼室の奥行きは43センチあり、市販されている薪を切らずにそのまま入れられます。機能面で特筆すべきは、天蓋が3種類着脱できることで様々な調理法に対応できる点です。
四角い天蓋を外せば付属の網がセット可能で、熾き火でバーベキューするのにも対応可能。
薪投入口の扉には流入空気量を調整できる窓付き。
開口部が大きいので薪の投入もスムーズにできます。ただ、開口部下側の縁が立ち上がっているので灰を掻き出すのには邪魔です。燃焼室の底板は脚をハの字に開く事ができる様に、真っ平らではなく角度が付いています。
最近のトレンドを組み入れたサイド部分。耐熱ガラスの窓から中の炎が見られます。しかもこのモデルはガラス部分が扉になっていて横からも内部にアクセスできるのが特徴。ちなみにガラス窓のないUG-51というモデルが先に販売されています。
煙突は3分割で直径10cmと大型、ストーブ内に延長用の脚4本と一緒に入れられます。脚を折りたためば高さは27センチ程になり、折りたたんだ状態でも置けるように短いスタンドが付いています。
ただしサイズが絶妙と言いますか、煙突の出し入れがかなり大変です。薪投入口からのみ出し入れ可能で、上の2本を浮かせた状態で下の1本を出し入れしなければなりません。煙突自体が重いので浮かせて保持するのに一苦労、使用後は煙突内に煤が付いて手が真っ黒になってしまうので手袋必須です。
親切にトートバック状の収納袋(ファスナー付)が付属しますが、総重量が10キログラムもあるので一人で出し入れするのは結構大変です。
ストーブが重くきっちりサイズだと出し入れが困難なので、袋の大きさにはかなりの余裕があり、ダブダブで使い勝手は良くありません。
収納した状態で持ち運ぼうとしてストーブの角を何かにぶつけたら、早速袋に穴が開いてしまいました。使っていくうちにすぐに破れてしまいそうなので、ちょうどよいサイズの強化プラスチック製コンテナを探そうと思います。
キャプテンスタッグ製品ページ→https://www.captainstag.net/products/UG-75.html
(追記)ホームセンターでコンテナボックスを購入、入れてみたらほぼジャストフィットしました。
カインズ トランクカーゴ TC-50S GR
https://www.cainz.com/g/4971881175612.html
100円ショップ(Seria)の灰かき棒も購入しました、使い勝手はなかなか良いです。
この薪ストーブにはロストルが付属していませんので、ホームセンターで購入したバーベキュー用網のサイドを折り曲げて使うことにしました。21cmより幅広い網は入りませんので注意。試しに100円ショップで購入した焼き網も試してみましたが、一回でぐにゃぐにゃになってしまい使い物になりませんでした。
奥行きが43cmあるのでもっと長い網が欲しいのですが、そんなサイズはないので仕方ありません。網の短辺側を曲げたので、持ち上げないと灰を掻き出せませんがとりあえす… あとはストーブの周りを囲う陣幕(風よけの屏風みたいなもの)が欲しいですね。
2022年の大晦日に年越しソバならぬ、年越しカレーライスを薪ストーブで調理してみました。
ホームセンターなどで一般的に入手できる薪はスギ・ヒノキなどの針葉樹のものと、ナラなどの広葉樹のものに分けられます。今回は広葉樹の薪を購入、木肌からするとクヌギの様でした。ちなみに常緑広葉樹のカシは「薪の王様」と呼ばれ火力も持続性も良いそうですが、お値段が高いようです。
針葉樹の薪は軽くて火付きが良く、火力が強く燃やした時の香りも良いですが、火持ちが悪く油分が多いので煤も多く出ます。広葉樹の薪は密でズッシリ重く、火は付き難いけど長く燃えるので調理に向いています。
窓がなくても機能的に何ら問題はないのですが、やはり炎が見える方がいいですね、たき火と同じで飽きずに見続けていられます。
さて、ストーブの温度も上がったことですし調理開始、写真が準備した食材です。
まずは豚肉を炒めますが、丸い天蓋を外してフライパンに直火が当たるようにしています。その後野菜を一緒に炒めて準備完了。
炒めた豚肉と野菜を分量の水といっしょに鍋に入れて、天蓋を取らずにストーブの上に置きました。ラージメスティンには研いだお米を2合セットして予め分量の水に浸してあります。吹きこぼれた際の予防策としてアルミトレイの上に置きました。
メスティンはストーブの天蓋を取らずしばらくそのままにしておきましたが、あまり吹きこぼれて来ないので火力が弱いかと思い、途中から小さいほうの丸蓋を外してアルミトレイに直火が当たるようにしました。
煙突の先端から炎が上がりだしました、この上昇気流効果でストーブの温度が上がるわけです。ストーブの構造上最も温度が上がるのは煙突の近くになります。火の粉が出るので、テントで使う場合は生地に穴が開くのを防ぐため煙突穴に火の粉飛散防止用の金網をセットしたりするようです。
野菜に火が通った頃を見計らって一旦ストーブから下してカレールーを投入、もう一度ストーブの上に置いて温め直します。
ご飯の方は火加減を調整するのは難しいので、邪道ですが時々メスティンの蓋を開けて確認しながら炊きました。やや硬めでしたが焦げ付きも最小限で上手に炊けました。このストーブで初めて炊いたにしては上出来!
作ったのは2人分、かなり大盛になってしまいましたが美味しく食べられました!自宅の庭でも野外で調理するとまた格別ですね。
カレーディナーの後はデザートでも、ということでゴミ袋いっぱいに集めてきた落ち葉で焼き芋を試しました。煙突から火の粉がたくさん舞い上がり辺りが灰だらけに、椅子がまっくろくろすけだよ…^^;
もうひとつの注意点として、最初に火入れをした際は耐熱塗料が焼けて煙が出るのでいきなりテント内で使ってはいけません、一通り塗料が焼けるまで待ってからが無難です。
水で濡らしたペーパータオルを巻いたサツマイモをアルミホイルで包んで投入、焼く時間は適当です^^
それなりに美味しい焼き芋が出来上がりました。
四角い蓋を外して焚火台仕様に、薪ストーブはなかなか楽しめるオモチャですね。
タグ:モノ・道具
今年のアウトドアライフが一層楽しくなりそうですね。
キャンプの機会も増えるでしょうね。(^_^)/
by Jetstream (2023-01-08 11:32)
Jetstreamさん、コメントありがとうございます
また悪い癖が出て買ってしまいました。
今後も活動機会があるかどうかが問題ですね(^^;
by teppan (2023-01-08 18:02)