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「ワークマン アクティブハイク」レポート [モノ・道具]

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 ワークマンの格安トレッキングシューズ「アクティブハイク」を購入してから約1年半、山行回数は少ないのですが感想をまとめてみました。購入時の記事はこちら→https://teppan.blog.ss-blog.jp/2021-08-26
まずはどんな山で使ったかを下の表でご覧下さい。

  山行日  場所 距離Km
1 230112  猿投山 13.6
2 221229  猿投山 11.5
3 221222  村積山 2.7
4 221215  豊田市美術館~猿投山 29.8
5 221201  猿投山 6.7
6 221110  夏焼城ヶ山 8.2
7 220720  長者峰 9.2
8 220714  愛知県緑化センター 5.5
9 220623  猿投山 9.2
10 220616  上臈岩 10.1
11 220609  鷹ノ巣山・岩岳 12.7
12 220602  寧比曽岳 14.2
13 220407  愛知県昭和の森 8.2
14 220324  神石山 12.7
15 220316  田原アルプス 12.1
16 220216  宮路山・五井山他 23.9
17 211209  猿投山 9.5
18 211111  三国山 3.3
19 211020  御園富士・神野山他 13.3
20 211014  猿投山 9.2
21 210923  矢作川河川敷 6.2
22 210916  矢作川河川敷 6.9
23 210826  炮烙山 4.0
    歩行距離累計 242.7Km
 月に1~2回ほどの使用ですが計240Km程になりました。ほとんどが愛知県内の低山と平地歩きです。この靴の性格上、岩場の多い山や雨天を避けた使い方をしました。

 以下1年半経過した靴の様子です。
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 靴底がEVAなので耐久性に難ありか?と思っていましたが、意外に減りは少ないです。


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 ブロックパターンの角は丸くなってきましたが、まだ十分使用に耐える状態。


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 踵の部分


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 コーデュラファブリックのアッパーに破れはなく耐久性は十分。シューレースを通す部分もシューレースにも問題なし。周囲のガードテープの剥がれもありません。


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 岩にぶつけたりしてささくれていますが、ミッドソール、アウトソール共に剥がれはありません。ネットの口コミでアウトソールが剥がれてきたとの報告がありましたが、製造工程上のバラツキがあったのかもしれません。

 teppanの独断による感想を箇条書きにしてみました。
×防水ではなくタンの部分からすぐ浸水する。雨の日や渡渉のある山行きの使用は避けたほうが良い。
×ソールが柔らかいので、爪先立ちが必要になる急な岩場が多い山には向かない。
×アッパーもソールも柔らかいのでアイゼンの装着は不可、氷や雪山は全くダメ。緊急時はチェーンスパイク使用か。
×アウトソールの材質(EVA)上、濡れたアスファルトや、湿った滑らかな岩ではゴム底靴に比べて滑りやすい。
×アッパーは撥水性はあるが透湿機能はないので汗が多い人は蒸れる。(teppanもそうです)
×アッパーが薄く柔らかくホールド感が希薄。おまけにソールも柔らかい為、バリルートで道のない急斜面をトラバースする場面や、急斜面を下降する場面では靴の中で足がズレてしまい踏ん張りが利かない。結果ソールが固い靴に比べて疲れやすい。
×シューレースは結び目が緩みやすい。レースを締め上げにくいループ形状だが、反面緩みにくい。

◎格安なのに安っぽく見えない。
◎とにかく軽い!
◎柔らかいのは欠点でもあるが、平地を歩くなら長所でもある。
◎ゴツゴツした岩やザレ地は良くグリップする。濡れた木道ではゴム底靴と遜色ないグリップ感。
◎ミッドソールが厚くクッション性は良い。
◎短所と相反する点として、ソールが柔らかいので足を挫きにくい。

 ソールが柔らかくホールド感が弱い点は、シューレースの調整や固いインソールである程度改善できるかもしれません。

ワークマン アクティブハイク
【総評】歩く場所と天候を選ぶ靴で、特性を知った上で使う必要がある。どちらか言うと山慣れた人向き。 

 欠点が多くなりましたが、忘れてはならないのが1,900円(税込)というお値段。”すぐ使い物にならなくなってしまうだろう”という先入観は見事に裏切られ、驚くべきコストパフォーマンスを発揮してくれました。割り切って使うのであれば、こんなに安くて優れたトレッキングシューズはなかなか無いでしょう。

 整備された登山道を持つ里山歩き、登山口までの道路や林道のアプローチ、キャンプ場、地道の通勤通学など、使える場面は数多いと思います。もちろん季節や天候に左右されますが、使う人次第で高山も歩ける最低限の能力は持っている、そんな靴だと思います。
 友人や家族に誘われて初めて山を歩く人にとっての有力候補になると思いますが、登山道や階段が良く整備された里山であればお勧めできます。フラットフィッティングを心がけるように歩くのがベスト。

 ※この記事のアップ時点(2023/1/23)でオンラインストアにアクティブハイクは載っていません、廃番になったのか?
 昨年上位モデルとして「アクティブハイクサミットハンター」というトレッキンシューズが発売されました。値段は2,900円ですがそれでも格安で、防水透湿素材のアッパー採用でゴム底とのこと。いづれ試してみたいと思っていますが、下位モデルにしてこの性能なので期待が持てますね。https://workman.jp/shop/g/g2300053573055/
 

タグ:モノ・道具
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