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【鈴鹿】菰野富士・神懸・ハライド・南コブ・ネコ・笠岳・馬の背 2023/1/18 [山歩き・ウォーキング]

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 夜明けの菰野富士山頂



【駐車地】
鳥居道園地駐車場:13台分(国道477号線沿い)水洗トイレあり
Googleマップ:https://goo.gl/maps/zMLEukbuViDp9Lf69
Mapcode: 566 385 309*62


 以前から興味のあった御在所・国見岳前衛の山々を歩いてきました。このエリアは10年ほど前に北谷から割谷の頭~ヤシオ尾根~国見岳~御在所岳のコースで歩いた事があり、コブ尾根に興味を持っていましたがずっと後回しになっていました。

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 湯の山温泉街に入る手前、国道477号線沿いにある鳥居道園地駐車場をスタート、水洗トイレがあって助かります。



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 約20分で菰野富士山頂、雲が多く御来光は拝めませんでした。



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 西には鈴鹿山脈中部の盟主、鎌ヶ岳と御在所岳。



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 菰野富士駐車場から今日歩く笠岳(左)と馬の背ピーク(右)



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 菰野富士を下山後、国道を横断して希望荘へ続く道路を行きます。交差点にあった案内板には鳥井戸谷沿いに三嶽寺の表参道が描かれていました。



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 鳥井戸川に架かる橋の手前に大きな石碑があり”希望荘源泉”と彫られていました。写真は石碑となりにあった源泉施設。



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 希望荘へ行く道路脇に鳥居があったので階段を上ると山の神が祀られていました。本日の安全を祈願。



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 平屋建ての民家の前を通って行くとアパートのような建物が2棟、希望荘の寮でしょうか?



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 この先はコメダ珈琲の研修林で、森林保全活動兼ねた社員研修が行われているようです。ジグソーで切り抜かれたお洒落な看板がありました。



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 植林地に入ってすぐ、写真の地点から入りました。



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 研修林の作業道を歩かせてもらい神懸に続く尾根に取り付きます。



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 入湯中のイノシシにほっこり、他にお猿の顔が描かれたものも見かけました。



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 途中から花崗岩がゴロゴロとする痩せた尾根になりました。



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 蹴ると崩れてしまいそうな花崗岩、豆腐に包丁で切れ目を入れたみたいな岩です。



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 樹間から覗く山はこちらと同じく鈴鹿前衛の雲母峰。



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 入山から約80分で神懸(680m独標)に到着。



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 まだ新しそうな山名標識、御在所岳は雲の中に隠れて見えません。



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 神懸頂上から北へ急降下した鞍部、ここが倍上谷の源頭付近になります。



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 急な尾根を登り返して仏谷右岸尾根(仮称)に乗りました。



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 尾根を西に向かって400mほど進むと、右手からコブ尾根が合流する分岐地点に出ました。観光協会の案内標識が立っていました。ここからハライドをピストンします。



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 分岐地点からハライド間の稜線は風化したヤセ尾根のアップダウンが続きます。稜線を外した位置にトラバースするように踏み跡が付いている地点が多くありました。写真は820mピークを越え下ってきたところ。



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 この日の最高標高地点ハライド(祓戸:908m独標)に到着しました。とても眺めの良い山頂なんですが、雲の中で景色は全く見えません。おまけに体を持って行かれそうな爆風で早々に来たルートを引き返しました。



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 途中の岩陰で風を避け休憩、気温はさほど低くないのですが強風で寒いです。



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 麓を見ると晴れているようですね。



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 戻る途中、ハライドも雲の中に隠れてしまいました。



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 分岐地点まで戻ってきました。今度は神懸ではなくて南コブ(左)へ向かいます。



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 歩きやすい小尾根を下って間違いに気づく。尾根じゃなくて谷間を下るのが正解、写真の大杉のすぐ下を通ります。



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 仏谷の源頭部です、風当たりの弱いこの場所で早めのランチにしました。



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 山専ボトルに熱湯を入れ持ってきましたが、アルコールストーブで沸かし直して注ぎました。カップ麺保温用に購入したGOMUGを初めて真冬に使ってみましたが、効果は絶大でした。
 冬のカップ麺は食べ始めは熱くて良いのですが、残り少なくなるとすっかり冷めてしまい、寒々として惨めな気分になりますが、この真空保温容器を使って最後まで温かく食べられました。



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 鞍部から先は踏み跡明瞭でテープマーカーがあり、迷う事なく歩けます。



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 巨大な岩壁がある地点。



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 現頭部から約700m、30分弱で南コブ(723m独標)の頂上に着きました。踏み跡から北に少し外れた位置に山頂があるのでやや分かりにくいです。



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 山頂から少し西へ下ったところ、北側が開けた場所に平らな大岩があります。



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 岩の上からはハライド、水晶岳などの眺めが良いです。横を向いた松葉で風の強さが分かっていただけるでしょうか?



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 眼下には朝明の駐車場が見えました。



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 南コブ付近の尾根は雑木林で広々として雰囲気が良いです。このあたりでランチにした方か良かったかも。



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 途中から斜面を急降下、一気に風越峠まで下ります。



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 急坂で脚が悲鳴をあげる頃、



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 風越峠が見えてきました。写真向かって右がスタート地点の鳥居道方面、左へ下れば朝明(あさけ)です。



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 峠からはネコの山頂部へ直登します。途中石組みの砂防堰堤脇を通過します。



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 写真の場所でネコ山頂部の西端に出ました。



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 境界杭に貼られていた名板。特定の山名ではなくて山林の所有者が呼ぶエリア名だと思われます。



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 かわいいイラストの案内表示が行く先を示してくれます。



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 3つのピークを持つネコの山頂部は広々としていて、眺めはありませんが雑木林で雰囲気は良いです。



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 踏み跡の途中に反射板。



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 反射板の隣に大岩があり、上に乗ると御在所方面の眺めが良さそうでしたが、この日は残念ながらダメでした。標高1000m以上の山は雲の中に隠れてしまったようです。



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 3つのピークの真ん中がネコ最高点で、標高は620m+アルファです。



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 最高点からさらに150mほど東へ進んだところが山頂です。参考にしたレポートには、石に描かれたジブリの絵(猫バス)が写っていましたがありません、辺りを探してみましたが見つかりませんでした。



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 三等三角点「柿の木沢:614.14m」招き猫の置物がありました。



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 すぐ近くにもうひとつこんなものが、調べてみたところ「ゲイヤー・アンダーソンキャット」を模した像。
 大英博物館にこの像を寄贈したロバート・グレンヴィル・ゲイヤー・アンダーソン氏から名付けられた。紀元前664年-前322年頃の作品で、古代エジプトの神・バステトへの捧げものとして作られたそうです。バテスト神は猫の頭を持つ女神だとか。それにしてもわざわざこの場所まで持ってくるなんて、猫がお好きな方が多い様で…



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 ギョロリとした目のような、おどろおどろしい造形。



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 風越峠から登って来た地点が(右)。下山は指さす笠岳方向(左)へ、良く踏まれていてハイウェイと呼べるような道になっていました。



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 分岐のある鞍部から登り返し、偽ピークを越えて着いた笠岳(547m独標)。



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 鈴鹿でよく見かける古い山名標識。



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 山頂直下が急なので、来た道を少し戻ったここから回り込むように南へ下降します。



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 踏み跡不明瞭な斜面を適当に下って、標高450m付近の鞍部に出ました。せっかくなので馬の背ピークをピストンすることに。東方向へ陸軍用地の石柱を追いかけるように尾根を下っていきます。



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 途中で下って来た笠岳を仰ぎ見る(標高370mの小ピーク付近から)



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 馬の背までの最後の登り。



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 この石柱が埋まっている地点が馬の背ピーク(405m独標)。便宜上この地点が馬の背と呼ばれていますが、”馬の背”がどこを指すのかはハッキリしないようです。



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 神懸に掛けてあったものと同じ標識。これはたぶん100円ショップで販売されているシエラカップ用の蓋ですね。ステンレス製なので長持ちするでしょう。



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 標高450mの鞍部まで戻り、今度は白砂のヤセ尾根を西へたどります。



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 絶妙なバランスの大岩。



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 ヤセ尾根のド真ん中に大木が… 恐る恐る通過しているところ。



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 テープマーカーはなく、藪がかった斜面を適当に下って小谷に降りました。渡渉してお向かいの小尾根を下りました。



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 枝を掻き分け下って行くと「かけす橋」の真上に出ました。ありがたいことに橋まで道が付いています。



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 あとは東海自然歩道を歩いて駐車場へ戻るだけ。



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 「コメダの森」にはミツマタの植樹がされていました。スギの植林地に林床に適したミツマタやクロモジを植樹して多様性のある森に育てようと言うのが趣旨だそう。



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 ここまでの疲労で階段を下るのがキツイです^^;



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 おおるり橋を渡る。



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 ようやく希望荘が見えてきてホッとしました。



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 希望荘の軽トラックに書かれていた絵。このホテルは1972年に地域の中小企業の研修保養施設「三重県勤労者福祉センター」としてスタート、現在は株式会社に移行して運営されているそうです。



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 写真のトンネルで国道をくぐって、



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 休憩所横を通過すれば、



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 スタート地点の鳥居道駐車場に到着です。



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(参考)菰野富士の山頂から、この日歩いたピーク群の展望です。


(あとがき)
 西内氏のガイドブックにある「鈴鹿山地の三百山一覧」に載るマイナーな山々の周回で、都合6つのピークを踏んできましたが、その中でも最近歩く人が多いのが「ネコ」と呼ばれる山です。実際に歩いてみると踏み跡がしっかり付いていて、名前に惹かれて歩く人が多いようです。平日のこの日も2人組のハイカーさんと遭遇し、マイナーな山にもかかわらず人気のほどがうかがえました。
「千種から見ると猫の耳のように端正な姿である」風越峠の東にある山を麓の千種では”ネコ”と呼んでいたそうです。(鈴鹿の山と谷4より)



 山歩きの後は湯の山温泉・希望荘でお風呂に入りました。料金は600円と、とてもリーズナブル。四日市の街や伊勢湾が遠望できる露天風呂が秀逸で、泉質も良くお気に入りの温泉です。
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 利用する際はいつもケーブルカーで登った先の駐車場にある山上館からで、本館から入るのは今回が初めてです。フロントは山上館にあり、本館の玄関を入ってもスタッフは誰一人居ません。こんなに無防備でいいのかな?案内が無く良く分からないけど、エレベータ横の館内図でお風呂(自助の湯)のある階を確認しました。https://www.kibousoh.or.jp/



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 温泉に入ったらあとは夕食、四日市の「まぐろレストラン」に立ち寄りました。新装されてからは初めて入りました。以前は古びた大衆食堂と言った雰囲気で、駐車場も舗装されてなくてデコボコでしたが、すごく綺麗になっていて驚きました。



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 上鮪漬け丼を食べて帰りました。https://www.maguro-restaurant.co.jp/


タグ:鈴鹿の山
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