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[次項有]2022年2月より新着記事はブログ「てっぱん家2」に移行しました、これまで同様よろしくお願い申し上げます。
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名古屋市立 東山動植物園 2023/5/17 [お出かけ]

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 東山植物園・温室前館(国指定重要文化財)

「名古屋市立東山動植物園」https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/
 59ヘクタール(動物園32.21ヘクタール、植物園27.37ヘクタール)もの広大な園内には、動物園(本園・北園)、植物園、東山スカイタワー、遊園地が併設されている。植物園は動物園の開園に先立ち1937年(昭和12年)3月3日に開園。大温室の前館は開園当時のもので、現存する温室では日本最古である。当時は「東洋一の水晶宮」と呼ばれた。※wikiより引用。

 10年ぶりに東山動植物園へ、この日は植物園をゆっくり散策してきました。
前回訪問時の記事はこちら(画像のみでシンプル)→https://teppan.blog.ss-blog.jp/2013-10-12
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 平日無料の植田山駐車場より10分程歩いて上池門から入場、大人1人500円で動物園も植物園も両方入れます。


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 上池からスカイタワー


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 植物園を散策しに来ましたが、せっかくなのでコアラ舎にだけ入ってみました。


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 平日でも多くの人が観覧に来ていました。


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 コアラの皆さんほとんど眠っているようで、動いていたのは1頭だけでした。ホントにぬいぐるみそのものですね。


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 歩道橋を渡って植物園まで来ました。温室は後にして、まずは植物園内の散策に行きました。


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 ヒメウツギが満開


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 カルミアはまるでお菓子みたいな造形(つぼみがアポロチョコレートそっくり)


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 水をどうやって賄っているのかは分かりませんが、園内には滝もありました。


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 ジュウニヒトエ(十二単衣)という名札のカエデ。形が似てるなあ…と思ったら、やっぱりオオイタヤメイゲツ系園芸種のようです。葉が多く重なる様子を例えた名前なのでしょうね。


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 記事の最後にこの人物が登場しますが、名古屋出身の理学博士・伊藤圭介氏の名前が学名となったスズランです。


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 大きな葉っぱのムサシアブミ。テンナンショウ(マムシ草)の仲間である特徴的な花(仏炎苞)がつきます。名前は花を逆さに見た形状をアブミに例えたものだそう。すでに花は終わっているようでした。


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 植物園内の休憩所でランチにしようと、丸亀製麺の新メニュー「シェイクうどん」を買ってきました。食べる前にフタ付き容器を上下に振って混ぜてから食べます。中身は普通ですがアイデアが秀逸!男性だとちょっと少なめですが、並盛りの量は入っているので結構満足感がありました。ヒット商品となるか?


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 エゴノキの花も真っ盛り、大好きな花です。


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 ヒメコウゾの実


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 詳しい種類は分かりませんがカンアオイの群生。


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 暑い日になったので、水の流れる木陰がうれしい。


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 1956年に岐阜県白川郷から移築された合掌造りの家。現地で1842年に建築されたものだそうですから、180年以上経っている建物です。


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 外は暑くても屋内はひんやり。


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 家長の間にあった扉絵、三保の松原と富士山でしょうか。


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 これはダイダイの花、”橙色”はこの果実の色を指します。


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 クロミノニシゴリ(黒実の錦織木) 
同属のサワフタギ(錦織木)は実が青いがこちらは黒い。シロシタホタルガがこれの葉を好んで食べる。


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 イロハモミジの翼果


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 ヒメクロモジの名札あり、クロモジにも種類があるんですねえ。枝先に葉が束生するのが特徴。


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 宗節庵


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 キソケイという名札が付いていました。ジャスミン油を精製するそうです。


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 イボタノキ


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 時期外れですが桜の回廊へ行ってみます。長い階段が続く。


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 サルトリイバラ(山帰来)の実、熟すと赤くなります。山歩きで引っかけると棘が痛い植物。元々端午の節句のお餅は、柏の葉ではなくこの植物の葉で包んでいたとも聞きます。


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 花茎がヒョロッと長くて可愛い花はソヨゴ、真っ赤な実ができます。


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 こちらはセンダンの花、薬用植物。


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 この先の花壇は整備中で入れませんので、休憩所に着いたら引き返します。


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 ”アメリカ”という名札の他にも様々な名前の桜がありました。桜にはいったい何種類あるんしょうね?


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 つつじが丘のツツジの花もほぼ終わっていました。


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 木陰で咲いていたタンポポみたいな草、園芸種かな?


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 植物園内はひととおり巡ったので温室へ。


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 温室窓の開閉機構


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 東花卉室はフクシアとベゴニアの展示。


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 フクシアの一種


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 ブーゲンビレア


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 サガロ温室(ベンケイチュウ)


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 水生植物室のニンフォイデス


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 ニンフォイデス(ガガブタの仲間)の花


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 シダ類の温室


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 マルハチは大きなシダ、葉柄が取れた跡が”八”の字に見えることから付いた名前。


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 ハワイアンハウスに並べてあったのはヒスイカズラの花。


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 宝石のような色をしています。


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 中南米産植物室 真っ白な飾り物のようなサルオガセモドキは意外にもパイナップル科


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 ウツボカズラの仲間。デリケートな植物のようで、触ると枯れるので気をつけてと書いてありました。


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 西花卉室では「フローティングフラワー展」開催中でした。


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 奇跡の一本松のクローンが東山植物園にあるとは知りませんでした。


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 「圭介の庭」には伊藤圭介氏ゆかりの植物が植えられている。写真はシモバシラ


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 管理棟を兼ねた「植物会館」に入ってみました。


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 「伊藤圭介記念室」
 伊藤圭介氏は江戸時代に名古屋で医者の息子として生まれ、幕末にシーボルトと交流を持ったのがキッカケで、日本の植物研究界に多大な影響を与えることとなった人物です。
 現在当たり前のように使われている「おしべ」「めしべ」「花粉」という言葉を最初に創り出したのが氏で、名古屋大学医学部や小石川植物園に関わりを持つ日本初の理学博士です。


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 氏の胸像


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 伊藤氏著「日本植物図説」


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 伊藤氏が小石川植物園の沿革をまとめた書。


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 学名に”圭介”の名前が付いた植物が幾つかあることに、氏の植物学に対しての貢献度が表れています。

 2023年のNHK連続テレビ小説「らんまん」は、”日本の植物学の父”と称される牧野富太郎氏をモデルとしたお話です。伊藤圭介氏は牧野氏より前に日本の植物学の基礎を造ったお一人です。牧野氏との接点があったとしてもおかしくないはずですが、何らかの形で伊藤圭介氏の名前が出て来るのではないかと期待しながらドラマを見ているteppanです。

 teppanブログの関連記事↓
圭介のユキワリイチゲと牧野富太郎→https://teppan2.blog.ss-blog.jp/2023-04-01


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 おしまいに駐車場に戻る途中で見かけたヤマボウシの花。

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ホテイラン

初めまして
時々拝見させて頂いています。
私は東山植物園のガイドボランティアです。
暑い中 園内の大半をお廻りになられたようでお疲れさまでした。
> ”アメリカ”という名札の他にも様々な名前の桜がありました。
東山植物園には100種1000本の桜があると言われています。
>温室窓の開閉機構
昭和12年開園当初の手動式開閉器です、今はセンサー付きで自動開閉です。
温室前館は重要文化財に指定されています。
次回お越しになられる機会がありましたら植物会館のガイドセンターへお立ち寄り頂き、是非ガイドをご利用頂いたら如何でしょうか?
(もちろん無料です)
by ホテイラン (2023-05-21 18:32) 

teppan

初めましてホテイランさん、コメントありがとうございます。

 10年前は動物園を見てからでゆっくりできなかったので、今回は植物園目的でお邪魔させていただきました。広い園内に膨大な数の植物が展示されていて、さぞ管理が大変だろうと思います。桜だけでも100種1000本とはすごいですね。

 植物が好きなので、写真を撮っては素人調べで記事にしていますが、植物園は名前と解説がついているので分かりやすかったです。

 年間を通して観察しないと、植物の本当の姿は分かりません。何度もお邪魔できれば良いのですが、なかなかそうも行かないのが残念ですね。次の機会にはガイドを申し込んでみたいと思います。 
by teppan (2023-05-22 12:40) 

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