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段戸裏谷原生林・きららの森 2023/9/20 [山歩き・ウォーキング]

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 静かな森の木道

 この週は御嶽山を歩こうと計画していたのですが、このところお休みになるとお天気がイマイチで中止… 家でくすぶっているのもつまらないので、寧比曽岳へ野草撮影にでも行こうと段戸湖へ向かいました。そろそろアケボノソウが咲いている頃です。


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 気乗りしないまま遅い到着。駐車場でバッテリーあがりのクルマを救援したりで、スタートしたのは午前8時半近くになりました。


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  豊田市と設楽町の境近くにある段戸湖、朝からアングラーさん達が釣りを楽しんでいました。


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 アキノウナギツカミ?かと思ったら葉っぱの付き方が違います。調べてみたら「ヤノネグサ:矢の根草」という野草のようです。

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 写真がブレてますが花のアップです。ミゾゾバ、ママコノシリヌグイなどとよく似た花を咲かせる種類が他にもあるんですね。


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 キンミズヒキ


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 ゲンノショウコ


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 トチバニンジンの仲間で、実の先端が黒くなっているものを「ソウシシヨウニンジン:相思子様人参」と呼ぶんだそうです。トウアズキ(唐小豆)の実が「相思子:そうしし」と呼ばれる生薬で、本種の実がそれにそっくり(赤黒)なことから付いた和名とのこと。


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 カワチブシ  花茎に毛がなくてツルツルしているのが本種の特徴だと先日の植物講習で教わりました。


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 東海自然歩道の解説版がリニューアルされていました。


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 整った形と美しい色のキノコは何でしょう?


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 ブーメランみたいなアギスミレ


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 エゴノキ


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 部分的に紅葉が始まったコミネカエデ


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 ヒノキの大木 以前この木の周りはスズタケの藪で覆われていましたが、今は全部枯れて見通しが良くなりました。


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 極小のチヂミザサの花。写真はありませんが葉の縁がワカメのように波打っています。


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 チヂミザサ アップで見るとなかなか可愛いですよね。よく見ると花茎が凹んでいます。


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 甘いお菓子のような…


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 上部が折れてしまっていた針葉樹、いったいどうしたのでしょう?破片を拾ってみたらすごく軽かったです。そう言えば、薪にするとスギ・ヒノキなどの針葉樹とナラやクヌギなどの広葉樹とでは重さが全然違いますね。


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 落ちていた枝の葉はまだ青かったです。ヒノキに比べて葉が細かく実が付いていました。普段は背が高くて届かない所にあるので、こんな機会でもないと滅多にお目にかかれません。


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 葉裏をルーペで拡大したところ、気孔帯の形からしてサワラのようですね。


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 散策路を塞ぐように倒れたミズナラに階段を刻んであります。


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 ブナの間を通り抜ける地点。


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 ブナの手前に鮮やかな実を付けた木がありました。調べてみましたが、たぶんアオハダだと思われます。


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 落ちていた実。


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 害虫のせいで枯れてしまい切り倒されたミズナラの巨樹。


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 14年前(2009年)に撮った在りし日のミズナラ、板根が見事な巨樹でした。teppanのお気に入りだったのに残念です。
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 同じ場所で撮った今の写真、すぐ手前の木は健在です。14年前は周りにスズタケが密生していましたが、今は枯れて見通しが良くなっているのが分かります。


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 シロオニタケの雪だるま


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 寧比曽岳に登頂しようと思っていましたが、どうも気乗りしません。とりあえず以前見つけた、アケボノソウが群生していた場所まで行ってみることにしました。


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 クマは確実に増えているようで、もちろん愛知県にも居ます。会ってみたいけど襲われたくはないですね^^;


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 キッコウハグマ、小さな野草です。


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 キッコウハグマ ツボミがありましたが閉鎖花かもしれません。解放花はそれは素敵な造形です。
ネットで見つけた某大学の研究報告によると、この野草の花は90%以上が閉鎖花で、花茎が短い株(10cm前後)に開放化が比較的多く見られたとのことでした。(20cm以上の株は全て閉鎖花)


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 今年はいつまでも暑い日が続いていますが、森は確実に秋に向かっているようでした。


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 苔の胞子嚢


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 実ができ始めのシロモジ


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 サルノコシカケホウダイ(ウソです^^;)


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 オクモミジハグマ


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 オクモミジハグマの花、旬を少し過ぎていますね。


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 谷沿いの東海自然歩道


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 ブナの幼木。この先の記憶にあった群生地まで行ってみましたが、アケボノソウは影も形もありませんでした… 今日はもう引き返そう。


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 トキワハゼ


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 アケボノソウ、以前見かけた記憶のあった別の場所でようやく会えました。


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 花びらの上の黄色い丸2つが蜜線です。5弁(離弁花)に見えますが合弁花だそうです。ここで咲いていたアケボノソウはどれも草丈20センチ、花径2センチ程度と小さかったです。草丈50~90センチで花がもっと大きいのが普通ですが、こんなに個体差があるものなのかな?


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 コケオトギリ?それともヒメオトギリ?、花径1センチにも満たない小さな花でした。


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 ヒメキンミズヒキ、こちらも花径1センチ弱です。


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 アブラチャン 名前のとおり材に油分を含み良く燃えるそう。クスノキの仲間の中では大き目の実がつき、搾った油を灯りに使ったそうです。また、粘りがあるので杖や輪かんじきの材料にもなるとのこと。


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 これってクモキリソウじゃないかな?


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 タンナサワフタギ


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 スズカアザミ


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 ゲンノショウコ


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 ツリフネソウ


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 段戸湖でニジマス釣りを楽しむ人たち。


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