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【奥三河】鷹ノ巣山~岩岳周回 前編 2022/6/9 [山歩き・ウォーキング]

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 鷹ノ巣山の南側にある伐採地からの眺め



 【駐車地】広域農道「奥三河線」旧道脇スペース
  Mapcode: 281 599 384*18
 近頃は何事にも億劫でハイキングも近場ばかり、もちろん有名な山に行けたら最高なのですが、どんな山でも歩いてさえいれば満足なteppanです。
 そんなわけで、この日もしばらくご無沙汰していた県内のマイナー里山を歩いてきました。それぞれピストンでピークハントする人が多いのですが、他の方のレポートを参考にまだ歩いていないルートを織り交ぜて2山を周回ハイクしてきました。

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 登山口へ向かう途中で愛知県豊田市小田木町の展望地に立ち寄りました、立派な案内板が設置されています。後方は「愛知の130山」のひとつ水晶山。


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 谷間の斜面に点在する小田木集落。逆光で写真写りが悪いのですが、ここを車で通る度に良い雰囲気だなあと感じている場所です。谷間の最上部、信号のある交差点を「水別峠」と呼ぶようです。


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 コアジサイが最盛期、顔を近づけると良い香りがする花です。


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 小田木町から広域農道を走って鷹ノ巣山の登山口近くまで来ました。使われなくなった旧道脇に駐車してスタート。


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 駐車地から広域農道を200mほど歩いて林道入口へ、写真の場所からすぐの駒ヶ原橋を渡る。橋の手前にチェーンで車止めがしてありました。


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 橋を渡ってすぐ左手が鷹ノ巣山登山口。”段戸山登山口”の標識がありました。


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 植林の中を緩やかに登って行きます。


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 コース唯一の急登個所。


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 P1032(独標) 尾根なりに進むと山頂に行けないので、標識が通せんぼする様に設置されていました。


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 近年奥三河の山々では一斉に笹枯れが起きましたが、このあたりの笹は枯れずに残っています。


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 尾根道の脇でギンリョウソウをたくさん見かけました。


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 約1時間ほどで鷹ノ巣山の頂上に到着、前回登頂したのは12年前です。県立岡崎高等学校・創立80周年記念登山の石柱があり、1976年(46年前)設置と記されていました。


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 二等三角点「段戸山1」1152.59m 

 ”鷹ノ巣山”は2011年に関係自治体の申請により、地形図に載る名称が”段戸山”から変更された山です。我が母校の校歌にも”段戸山”で登場するほど馴染み深い呼び名だったので、いまだにピンと来ません。”段戸”とは特定のピークではなく、この辺りの高原全体を指しているとのことです。※teppan_の地域では”ダント”ではなく”ダンド”と濁った発音で呼んでいました。
 「日本山名事典」で調べると、”鷹ノ巣山”  ”鷹の巣山”  ”鷹巣山”の名称で載っている山は全部で36山で全国的にも多いみたいです。おそらく鷹匠と関係がある名称ではないかと思われます。ちなみにこちらの”鷹ノ巣山”は”段戸山”で載っていました。


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 山頂には大きなブナの木が立っています。


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 山頂から100mほど南東へ下ると林道に出ます。左へ進むと林道終点で東コースの下山口、右へ行くと林道歩きで段戸湖のある裏谷へ行けます。ここは左右どちらにも行かず直進しました。


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 写真前方に写っているP1124(独標)をめざします。


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 大規模に伐採された場所には苗木が植栽されていて獣除けフェンスが張り巡らされています。フェンス沿いにP1124に向かいました。


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 手前がバリカンで刈られたみたいに伐採されたため、整然と並ぶ植林の様子が良く分かります。


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 P1124からは向きを変えて東方向へ下りました。この先林道に出るまでは道も標識もありません。


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 防火帯から見えた山々、左から天狗の奥山・井山・萩太郎山(中央奥)・碁盤石山・古町高山など。


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 枯れ笹を漕いで黒田川の源流付近まで降りてきました。


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 この流れが黒田川となってダムに注がれます。


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 渡渉して対岸の林道に乗りました、ここからしばらく林道歩き。


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 チェーンの車止めを抜けると広域農道(舗装路)に出合います。


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 今年5月に全線開通したばかりの広域農道奥三河線、ここが最高点のようです。


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 最高点から約80m進んだ地点が岩岳・峠コース登山口


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 農道を見下ろしながら登っていきます。


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 植林地の中に明瞭な道が付いていました。


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 林業公社の標識のある地点。”植栽年度昭和50年”と記されています、1975年ですから今から47年前ですね。


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 落ちていたのはツガの若枝、モミとは葉の付き方が違います。


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 湯谷へ続くこの道は昔から使われていた様で、古道の雰囲気を漂わせています。


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 沢沿いの道は笹の林床で明るい。


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 朽ちた作業小屋がありました。


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 分岐標識のある地点。


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 ここからなら岩岳山頂は近いですが、いったん麓の湯谷地区まで下ります。


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 渡渉地点、山腹道なのでこの後も何度か沢を横切ります。


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 石組みは炭焼き窯跡でしょうか?


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 ここは右へ進みます。(立木に矢印あり)


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 このような標識が所々に設置されている。


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 倒木が道を塞ぐように横たわっている地点。道沿いで数字が書かれたピンクや黄色のテープをたくさん見かけました、おそらく林班界の調査か何かで付けられたものでしょう。


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 枝道やテープ目印に惑わされ、間違えて予定より上の方で広域農道に出てしまいました。ここから約2キロの舗装路歩きです。


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 農道から見た大鈴山・平山明神山・鹿島山・三ツ瀬明神山(左から)


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 奥に登山口標識がある地点です、本来はここに出る予定でした。ここに来る途中にも一ヶ所登山口標識を見かけました。


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 先月(2022/5/29)開通したばかりの広域農道には歩道はありませんが、結構通過車両が多かったです。


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 法面に咲くウツギ。


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 ミゾゾバ、夏の終わりから秋にかけて可愛い花が咲きます。名前のとおり側溝の中に生えていました。


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 ヘアピンコーナーの途中から左の脇道に入りました、入口に”岩岳登山口”の案内標識があります。


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 農道に出てから約40分、いったん登山口を通り過ぎて諏訪神社までやってきました。この後の安全を祈願しました。


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 ひときわ目立つ御神木の杉、幹周りは3メートルくらいでしょうか。


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 両手に丸い皿のようなものを持った像、足元は「見ざる、言わざる、聞かざる」でしょうか?

 境内には日清・大東亜戦争の戦没者慰霊碑もありました、山里からも戦地へ送られた方々が大勢いらっしゃったのですね、ご冥福をお祈りします。


 長くなりましたので前編はここまで、続きの後編(岩岳編)は下記リンクをご覧下さい。
 https://teppan2.blog.ss-blog.jp/2022-06-11-1

タグ:愛知のお山
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