【西三河】初夏の寧比曽岳 2022/6/2 [山歩き・ウォーキング]
寧比曽岳山頂に咲くベニドウダン
【駐車地】段戸湖駐車場(湖畔側は釣り客優先)
Mapcode::281 417 893*41
新緑のシャワーを浴びに寧比曽岳を歩いてきました。段戸裏谷原生林(きららの森)のある段戸湖からの往復です。駐車場は大部分がアングラーさんとバードウォッチャーさんの車でハイカーは少数派。午前8時近くの遅いスタート。
風が弱く湖面は鏡のようでした。
湖畔のクリンソウ
駐車場横のトチノキには花が咲いていました。
沢沿いを通る癒やしの道
サワフタギかな?
少し県道を歩いて、
ここから「きららの森」に入ります。
特徴的なシロモジの葉
朴ノ木の実と新葉
湿地帯の木道を行く。バイケイソウは花茎が伸び始めた状態で、花が咲くのはもう少し先のようでした。
大木の幹にツル葉のシルエット。
大きなブナです。
新緑の道を行く。
枯れて切り倒されたミズナラに刻まれた階段。
大ブナゲート
ブナの幹とシロモジ
この森でお気に入りだったミズナラの巨木、7~8年前害虫によって枯死した。
キツネの頭のような造形、森には常に新しい発見がある。
五六橋を過ぎて寧比曽岳の登山口にある東海自然歩道の距離表示杭。この地点は直線距離なら大阪の方が近いはずだけど、自然歩道を歩く場合は遠くなるみたいですね。
道ばたに気になる被写体でもあったのかな?
更新された案内標識の文字は、彫ってなくて手書きでした。
「神越峠」県道364号線がここで東西に分断されていますが、今後開通することはなさそうです。これまで峠の名前を聞いたことがなかったが、最近Googleマップに登録されているのに気が付いた。峠の西側に神越渓谷があるのが由来だと思われますが、古くからの呼び名なのかは不明。
ここから富士見峠へ、このコース唯一の急登が始まります。
富士見峠に到着、5年前に建て替えられたトイレ。
器用に木登りするアオダイショウを見かけました。
新緑のトンネルをくぐって反射板のある展望地へ。
この日は恵那山と大川入山あたりまでで遠望は利きませんでした。条件が良ければ南北アルプス・御嶽山・乗鞍岳・富士山などを望むことができます。
富士見峠と山頂を結ぶ森林セラピーロード。
気温は20℃くらい、涼しくて快適でした。
山頂に到着。
三等三角点「大多賀Ⅲ」
三角点横のベニドウダン。何度か登頂していますが、咲いているのを見たのはこれが初めて。
東屋でいつものカップ麺ランチ。お湯がたくさん必要なので、キッチンで使っているヤカンを持ってきました(^^
ライムをスライスして浮かべれば、
爽やかな風味の「ライム塩らーめん」の完成。豊富に含まれるライムのクエン酸が疲労回復を助けます。
食後の紅茶&デザート。手持ちのシエラカップのひとつが真鍮製なんですが、熱い飲み物を入れると縁が熱くなるのですぐには飲めません。20年以上前に見栄えが良くて購入したものですが、やはり熱伝導率の低いステンレス製かチタン製でないとダメですね。
ランチ後もういちど山頂へ
山頂から西方向の眺め。手前が筈ヶ岳で遠方に猿投山が見えます。
ベニドウダンの木にぶら下げてあった山名標識
ヒオドシチョウを見かけました。
東屋の横には枯れ木があって注意書きが付けてありました。
枯れ木を見上げたところ。もし太い枝が落下して当たったら、大怪我は確実ですから油断しないように。
枯れ木に絡まるこの植物は「ツタウルシ」。秋には真っ赤に紅葉して綺麗なんですが、強力なカブレ成分を持っているので、絶対に葉っぱを千切ったりしない事。見分け方は、通常のツタは蔓から1枚ずつ葉が出ますが、ツタウルシは小葉3枚ワンセットの3出複葉になっている。
あきた森づくり活動サポートセンター 樹木シリーズ150「ツタウルシ」
http://www.forest-akita.jp/data/2017-jumoku/121-tutaurusi/tutaurusi.html
東屋の柱の横にあったオオバギボウシ(大葉擬宝珠)。もう少し先になると淡い紫色の花が咲きます。若芽は山菜の「ウルイ」として食用になる。有毒のバイケイソウの若芽がこれと良く似ているため、誤食して中毒が起きているそうだ。
神越峠を通過
よく手入れされた植林地は明るいです。
癒やされるせせらぎ
苔の森 市街地からわずかな時間で来られる、愛知県内では貴重な森です。
写真の場所で林道に出たら、駐車地までもうひといきです。
帰り道にある「百年草」でお風呂に入ってから家路につきました。
・ホテル/レストラン
・手造りハム/ソーセージ:ZiZi工房
・ベーカリー:ばーばらハウス
・日帰り入浴 毎週水曜日定休 10:00~16:30(受付終了) 大人300円
コメント 0