プレモルハイク2022 第3弾 豊田市美術館から猿投山 [山歩き・ウォーキング]
ハイキングの途中プレモルで乾杯(昭和の森・ひつじ池にて)
公共交通機関利用で歩くプレモルハイク(大手を振ってお酒が飲めるぞハイクの意)、第2弾は今年11月に平戸橋から足助香嵐渓まで東海自然歩道を歩きましたが、せっかくなので第3弾は平戸橋から猿投神社まで東海自然歩道を繋げてきました。
過去に一度自宅から猿投山まで歩いた事がありますが、今回は矢作川の河川敷を平戸橋まで歩き、昭和の森を経由して猿投山を目指します。
当初計画では名鉄平戸橋駅まで始発電車で行ってスタートするつもりでしたが、駅スタート時間が6:21なので帰りに予定している猿投神社発14:59のバスに間に合わないかもしれません。そこで、早めに猿投山へ着くために早朝4:00に出て自宅から歩いて行くことにしました。
豊田市美術館東の坂道から豊田市駅方面
過去に一度自宅から猿投山まで歩いた事がありますが、今回は矢作川の河川敷を平戸橋まで歩き、昭和の森を経由して猿投山を目指します。
当初計画では名鉄平戸橋駅まで始発電車で行ってスタートするつもりでしたが、駅スタート時間が6:21なので帰りに予定している猿投神社発14:59のバスに間に合わないかもしれません。そこで、早めに猿投山へ着くために早朝4:00に出て自宅から歩いて行くことにしました。
豊田市美術館東の坂道から豊田市駅方面
国道301号線の久澄橋です。ここから矢作川右岸の河川敷を平戸橋まで歩いて行きます。
黒川紀章氏設計による豊田大橋、豊田スタジアムと併せてかなりの費用が投入されたようです。スタジアム建設計画は2002年サッカーワールドカップより前、日韓共催となった影響で開催地から落選、6万人規模を4万人規模に減らして建設されたという経緯があり、現在サッカーJリーグ名古屋グランパスエイトのホームスタジアムになっています。
架け替えが終わって2019年に開通した高橋。真っ暗な中を歩いていると、時折キラッと光るものが流れていくのが見えました、どうやら「ふたご座流星群」が観察できる日だったらしく、景色は見えなかったけどちょっと得した気分になれました。
籠川が矢作川に流入する地点は荒井橋を渡って越えます。歩道は北側だけ、ちょうど午前5時ですが通過車両が多く道路の横断に手間取りました。
平成記念橋をくぐる。名前の通り平成3年(1991年)に竣工した橋。
暗い河川敷歩きなので現在地は良く分かりませんが越戸町あたりです。渡し船や流れ橋があったらしく、説明書きがありました。
2019年に開通した平戸大橋を渡って矢作川左岸に移ります。この橋は東海環状道・豊田勘八ICから一直線に続く豊田北バイパスの一部で、上流側に広い歩道があります。
有名な長崎県の平戸大橋(ひらどおおはし)と同じ名前ですが、こちらは”ひらと”と濁点が付きません。
大橋から200mほど上流にある「平戸橋」の照明。かつては大橋のさらに下流に「平戸橋」が架けられていたそうですが、流失により現在の場所に新しく架け替えられたそうです。名前の由来は左岸の平井地区と右岸の越戸(こしど)地区から1文字ずつ取って”平戸橋”と名付けられたとのことです。現在は橋付近の地名となっています。
勘八インター西交差点。平戸大橋の完成により大橋と交差点から北側の道路が国道153号線に変更になりました。
マイナス0.5℃、まだ真冬の寒さ程ではありませんが低いです。
橋から一直線に登って行くと東海環状道の豊田勘八インターが見えてきました。ICに向かう車が結構な台数通過していきましたが、豊田東JCTで新東名高速と接続してから交通量がグッと増えましたね。
インターチェンジの真横を通過。
高速道路を跨ぐ橋を渡る。
東海環状道と本日の目的地猿投山、まだまだ遠いです…
勘八グラウンド公衆トイレ
写真の橋で一の瀬川を渡る。
今年11月に平戸橋駅から香嵐渓まで歩いた時に通過した地点まで来ました、ここからは東海自然歩道歩きです。
国道153号線を跨ぐ橋の上から。
東海自然歩道の説明板、ハイジの里は今はもうないと思われます。
矢作川と力石川の合流点近くに架かる橋を渡ってすぐを右折します。
車道橋のすぐ隣に緑色の小さなトラス橋が架かっていますが歩行者用なのかな?
ちょっと調べてみたら、「清水鎮平」という明治時代にこの辺りの村長を務めた方がこの「鎮平橋」を架けたり、石野地区に水田を開墾するための水路を建設されたそうです。名を残す名士と呼ばれる方々は皆、私財を投げ売って地域に貢献されたんですね、ほんとうに頭が下がります。
鎮平橋から下流方向、矢作川と力石川の合流地点から東海環状道の勘八橋を眺める。
矢作川の川面から靄が立ち昇っていて幻想的。
石野地区の小高い丘陵地は宅地造成が進んでいるようで、個性的な戸建て住宅を幾つも見かけました。
東広瀬町の住宅地からの猿投山、だいぶ近づいてきました。
お庭で放し飼いになっていたワンちゃん達に吠えられながら、広瀬神社鳥居の所まで来ました。
小高い丘の上にある広瀬神社、ここが戦国時代にあったと言われる東広瀬城の跡地です。
この彫り物は象さんですかね?
通勤時間帯で渋滞する「広梅橋」
西広瀬の住人が矢作川対岸の三河広瀬駅を利用するには渡し船が唯一の交通手段だったのですが、不便な人々の為に地元の名士 梅村源次郎氏が私財を投入して完成したのがこの橋なんだそうです。先に紹介した「鎮平橋」と同様ですね。広瀬の”広”と、梅村の"梅"を合わせて「広梅橋」、なるほど。
広梅橋からすぐの場所に名古屋鉄道・三河広瀬駅跡があります。プラットホームと線路がそのまま残されていました。線路上にはカエデの落葉がいっぱいあったので、紅葉時期は見栄えのするスポットになるでしょうね。
猿投駅~西中金駅間が廃線になった後、駅前はバスターミナルになっています。通勤の人達が自転車を降りてバスに乗り換える姿がありました。
駅舎は国の文化財、中で五平餅が食べられるようですね。
広梅橋を渡って再び矢作川の右岸へ移動します。
橋を渡ってすぐの西広瀬町交差点(公衆トイレあり)を西へ。
飯野川沿いを北上します。この川の源流のひとつは猿投山から流れています。
サザンカの花。ツバキと見分けにくいですが、この時期(12月)見かけるのはサザンカがほとんどです。
こちらも冬を彩るピラカンサ、朱色の実と青空とのコントラストが鮮やか。
所々自然歩道の案内板があります。
まだ残っていたカエデの紅葉。
田んぼ沿いの道を行く、明るく広々として気持ち良く歩ける地点。
西広瀬城址入口、時間に余裕がないので今回はパス。
近頃竹林がめっきり減りました。
谷沿いの道から山道に変わってしばらく進むと「いっぷく峠」、ここで小休止。
気温はほとんど上がっていません。
青空にお月様。
「カッパ池」の看板があったので行ってみると白濁した池がありました。どうして濁っているのでしょう?
緩やかな坂道で油断していたら、木の根っこトラップに足を引っかけて転びそうになる。どうやらイノシシが地面を掘り返したため根っこが露出していたようです…
道路を横断して向かいの道へ入ります。
にゃあ~!と声を掛けられる。”何か食べ物をくれ!”と言っている様だがあげるものがない… 子猫2匹同伴でした。
昭和の森・ひつじ池の休憩所に着きました。
ここで主題のプレモルで乾杯。東屋で寛いでいたら先程の親猫が追っかけてきました。川の対岸からこちらに気づいて鳴いていましたが、しばらくすると諦めて帰って行きました、ゴメンな
背の低い堰堤でできた「ひつじ池」。時期になるとタヌキモやハルリンドウ、それにカワトンボやメダカが見られます。
ひつじ草(日本固有種の睡蓮)が名前の由来でしょうか?
ほろ酔い気分で舗装路をテクテク、たまに車が通るので注意。
いったん東海自然歩道を外れ、深見交差点に続く道路でショートカット。写真の場所から左の丘へ寄り道。
ちょっと藪漕ぎして着いたのが四等三角点「清水口:183.08m」 近くに三角点があればできるだけ写真を撮ることにしています。
深見の国道交差点が見えてきました。
交差点近くにあるこの洋菓子屋さんでスイーツを購入。
オーナーパティシエのOさんと。
OPEN以来ご無沙汰したままと言う薄情な客にもかかわらず、ちゃんと覚えていてくれて感激しました、また気が向いたらお邪魔しますね。
【松華堂 藤岡店 】
Googleマップ:https://goo.gl/maps/zyNGAhMeruimSSjcA
猿投棒の手ふれあい広場です、ここから猿投山へ向かいます。
昨年ここのグラウンド横から猿投山の登山道まで新しい道ができました、この扉を開けて入ります。
山中観音堂、平安時代中期作の千手観音菩薩像で知られます。
猿投神社北にある登山者用駐車場、平日なのに車がいっぱいです。
今回は山頂は行かないつもりなので、展望台まで車道を上って行きます。途中の林道分岐地点にも車が駐めてありました。体力作りで山歩きしているなら下から歩いて来れば良いのになあと、いつも思うteppanです。
すでにここまで長距離を歩いて来た後なのでヘロヘロです。
ランチ前なので松華堂さんのお菓子で空腹をしのぐ。こりゃ美味しい!俄然元気が出できましたm(_ _)m
ようやくここまで来ましたが、ここからが大変…
225段を休み休み登って行きました。
なんとか観光展望台までたどり着きました。
展望台からは輝く三河湾と三島由紀夫「潮騒」の舞台、神島が見えました。
お湯を沸かしてカップ麺を食べた後、コーヒーの準備ができたら、
お待ちかねのスイーツタイム
美味しいモンブランを一気に登頂です!疲れて猿投山頂まで歩く気力はありませんが、モンブランを制覇したので良しとしましょう。
途中のコンビニで買った紙パックワインを温めて飲もうと思ったのですが、アルコール燃料が切れてしまって残念… アルコールストーブは低温には強いですが燃費が良くないですね。
疲れた体にムチ打って下山開始、帰りは東海自然歩道コースで行きます。バスの発車時刻まであと60分、この時は余裕だと思っていました。
崖下の廃車は随分昔からあります。不法投棄だと思うけど、どうやって落としたのかな?
大岩展望台 雲が多くなってきました。
御門杉のある登山口を過ぎると、あとは舗装路歩き。
観光用トロミル水車
写真の団体さんは帰りのバスで一緒でした。
猿投神社の参道は神聖な雰囲気が漂う。
御神木のしめ縄に差し込まれた小銭、神社にとっては迷惑なので、ちゃんと賽銭箱に納めましょうね。
ようやく終着のバス停が見えてきました。ここまで約30キロメートル、良く歩いてきました。気が付けばバスの到着時刻まであと10分を切っていました。
バスに揺られること約40分で豊田市駅に到着、ここからもうひと頑張り家まで歩いて帰ります。長い長い一日でした。
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