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天生県立自然公園 2023/7 植物アルバム [植物]

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 天生湿原で咲くササユリ

2023年7月に訪れた岐阜県飛騨市の「天生県立自然公園」で見かけた植物をまとめてご紹介します。
ハイキングレポートはこちら→https://teppan2.blog.ss-blog.jp/2023-07-09


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 タマガワホトトギス(つぼみ) 京都府南部を流れる木津川の支流・玉川で最初に発見されたのが名前の由来、通常のホトトギスと違い黄色の花が咲く。


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 カラマツソウ


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 サンカヨウ(山荷葉:実 上写真2枚)初夏の天生湿原を象徴する花。実は甘酸っぱく食べられる。”荷葉:カヨウ”とは蓮の葉を指し、”山の蓮”という意味。


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 エンレイソウ(実)


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 ミズキ 春先に枝を切ると水が滴り落ちることから”水木”と呼ばれるそう。庭木のハナミズキと同属。


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 ハリブキ 葉の表も裏も鋭いトゲを持ちます。この時期は茎の中央にツボミがありました。花後は真っ赤な実を付けます。


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 ショウキラン(鍾馗蘭:写真上2枚) 玄宗皇帝の夢に現れた、魔を除く神を鐘馗(しょうき)といい、花の形をこの神に見立てたのが名の由来だそう。葉緑体を持たない菌従属栄養植物。


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 シオデ 若芽は山菜になる。サルトリイバラと同属のつる性植物。


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 バイケイソウ 花はすでに終わっていましたが、天生湿原ではコバイケイソウも咲きます。毒草。


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 ナルコユリ よく似た同属のアマドコロは茎に稜があるが、ナルコユリは稜がなく丸い。若芽や根茎は山菜として食用にする。


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 ゴゼンタチバナ 4枚の白い花弁に見える部分は苞で、中央に集まっているのが花。”ゴゼン”は白山最高峰の御前峰に由来し、”タチバナ”は赤い実をカラタチバナに例えたもの。花が終わると朱色の実を付ける。


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 ミヤマタムラソウ


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 ハクサンカメバヒキオコシ 花が咲くのは秋です。


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 トチバニンジン 5枚の掌状葉がトチノキの葉に似る。花火の様な花は後に真っ赤な実がなる。薬用植物。


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 ツクバネソウ 名前は中央の花が実になると、羽根突きの羽子に似ていることから付いた名前。


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 ヤマクワガタ(山鍬形) ”鍬形:くわがた”とは兜の前立飾りのことで、この草の実と萼片を兜と鍬形に見立てた名前。


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 ウワバミソウ 東北地方で「ミズ」と呼ばれる山菜。アクがなく茎を食用にする。


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 タケシマラン(実)花は地味で目立たないが、この後実が真っ赤になり、その頃が被写体として最も適している。


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 ヤグルマソウ(写真上2枚) 葉は掌状に5枚付き直径1メートル近くにもなる。鯉のぼりの竿の先端に付ける飾り(矢車)に似ていることからこの名が付いた。


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 マイヅルソウ(実) このあと実は真っ赤に色づく。


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 キヌガサソウ(実:写真上2枚)葉が車状に輪生し、大きいものは直径80センチ近くになる。


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 オオバミゾホオズキ ミゾホオズキとの違いは葉柄が無いところ。


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 ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)


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 ヨツバヒヨドリ(つぼみ)


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 ササユリ 太平洋側では静岡県の天竜川以西に分布。東北日本海側の限られた山地によく似たオトメユリ(ヒメサユリ)があるが、そちらは葯が黄色っぽい。


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 マイサギソウ(舞鷺草)


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 コバギボウシ


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 ゼンテイカ(禅庭花:通称ニッコウキスゲ)


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 コケイラン(小蕙蘭) 中国のケイラン(蕙蘭)に似て小型だから付いた名前だそうです。蕙蘭とは、中国では一茎九花(イッケイキュウカ)というシンビジウムの一種のことを指すそうです。


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 カニコウモリ ”蟹の甲羅に似た形の葉を持つコウモリソウ”という意味でしょうか?


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 ※後方に写っている三出葉はツタウルシ



『天生へのいざない』
 入山受付テントで天生県立自然公園の写真集があると知り、購入申し込みしたものが届きました。
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 中吉正治氏の自費出版。そう言えば先月6月に天生湿原を訪れた際に、私達に色々と教えて下さったのが中吉さんだと本を見て知りました。写真集は天生県立自然公園で四季折々に撮影された野草の花が176種類載っていて、天生の植生の豊かさが覗われます。

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飛騨市WEBページ


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