【南信州】アルプス展望の傘山(からかさやま) [山歩き・ウォーキング]
伊那谷を挟んで南アルプスオールスターズ(傘山頂上から)
【駐車地】御嶽山コース登山口駐車スペース(仮設トイレあり)
長野県上伊那郡飯島町飯島3907-32
Googleマップ:https://goo.gl/maps/xLDB2RZHzF1UaR578
Mapcode: 143 648 575*55
【コース状況】御嶽山(おんたけやま)コース
・序盤は御嶽神社の参道になっていて松の古木が立ち並ぶ。総じて良く整備された登山道です。標高1200m付近に急斜面の山腹トラバースあり、道幅が狭いので油断せず慎重に。
・山頂手前、水場を過ぎて稜線に乗ってからの標高差200メートル直登(補助ロープあり)がキツい。北東のピークを越え、いったん下って登り返すと唐突に山頂に飛び出す感じ。
・序盤は御嶽神社の参道になっていて松の古木が立ち並ぶ。総じて良く整備された登山道です。標高1200m付近に急斜面の山腹トラバースあり、道幅が狭いので油断せず慎重に。
・山頂手前、水場を過ぎて稜線に乗ってからの標高差200メートル直登(補助ロープあり)がキツい。北東のピークを越え、いったん下って登り返すと唐突に山頂に飛び出す感じ。
南駒里山クラブWEBページ(傘山情報・コースマップ)
https://m-satoyama.jimdofree.com/%E5%8D%97%E9%A7%92%E9%87%8C%E5%B1%B1%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E3%81%AE%E7%B4%B9%E4%BB%8B/
https://m-satoyama.jimdofree.com/%E5%8D%97%E9%A7%92%E9%87%8C%E5%B1%B1%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96%E3%81%AE%E7%B4%B9%E4%BB%8B/
【日帰り入浴】
(駒ヶ根)早太郎温泉 こまくさの湯 http://www.komakusanoyu.com/
(駒ヶ根)露天こぶしの湯 https://drop-of-alps.com/
(松川町)信州まつかわ温泉・清流苑 https://www.seiryuen.jp/
(高森町)信州たかもり温泉・御大の館 https://takamori-onsen.com/
【道の駅】
花の里いいじま https://hananosato-iijima.jp/
近頃は気力・体力ともに落ちてきて、遠くへ日帰りで出かけるのが億劫になってきました。そんな中、最大限に頑張って届くエリアが南信あたりです。
もちろんアルプスは無理なので、もっぱら前衛の山へ。他に候補に挙がったのが鬼面山でしたが、登山口までのアクセスが悪そうなのと、行程が長いのでパス。眺めが良くて人気の里山だと聞いて「傘山」を歩いてみることにしました。
御嶽山コース登山口駐車場(標高839m)。2つのアルプスに挟まれた伊那谷は東西の山並みの眺めが素晴らしいのですが、現地に着くとガスに覆われて何も見えません。山頂からの展望は期待できないかも…
御嶽山コース登山口駐車場(標高839m)。2つのアルプスに挟まれた伊那谷は東西の山並みの眺めが素晴らしいのですが、現地に着くとガスに覆われて何も見えません。山頂からの展望は期待できないかも…
貯水タンクの先にある獣除けフェンスの扉を開けてスタート。
林道を少し上ると登山口です。
アカマツの古木が並ぶ尾根道、二の松は切り倒されていました。
木彫りの不動尊
見事な七の松と枯れていた八の松
御嶽神社があるピークに到着、神社のすぐ下に立派な展望休憩舎がありました。
この時間帯は残念ながら雲に覆われて遠望は利きませんでした。
御嶽神社で山行きのお許しと安全を祈願。
神社の裏手に標識、御嶽山(おんたけやま)標高963.96m
自然林で気持ちの良い尾根道。
岩間山城跡
ウダイカンバの標識が付いていた樹木、葉の大きさがダケカンバやシラカンバの2倍くらいです。
漢字表記は「鵜松明樺(ウタイマツカンバ)」であり、これが転訛してウダイカンバとなった。樹皮に油脂分が多く、生木のまま雨の中でもよく燃えるため、鵜飼で使う松明の灯りに使ったことによる。(樹木ペディアより引用)
テングタケ系の毒キノコ
”入口屋”と刻まれた石
ここからいったん横根山をピークハントするためピストンしました。
マイヅルソウの群生
広い横根山山頂、山名標識等はありませんでした。
岩場展望台、このあたりだけ岩が集積していました。
岩場を抜けてすぐ「町民の森」連結ルート分岐地点
谷間の登山道脇に大きなシダが幾つか生えていました。
谷間に沢が流れている地点に「水場」の案内標識がありましたが、パイプが折れていて汲むには浅くて無理がありますね。飲んでみると美味しい水でしたが…
大山衹命(オオヤマヅミノミコト)は山の神様
山頂直下の急斜面、休み休み進みました。
ようやく傘山の山頂に到着、いやあ~疲れました。男性ハイカーさんが一人休憩中でした。
三等三角点「傘山:1542.07m」
山頂東側が広範囲に伐採されていて眺めは抜群。伊那谷のちょうど反対側、いちばん手前の山が陣馬形山で、山頂からはこちら側(中央アルプス)の眺めがまた素晴らしいです。
塩見岳と夏の雲
鋸岳と白砂が雪のように見える甲斐駒ヶ岳
西には越百山・仙涯嶺・南駒・田切岳・空木岳などが見えました。
田切岳&空木岳
ギザギザの仙涯嶺
2人占めの山頂で山メシランチの準備
茹でずに食べられるこれを担いできました。
氷水で麺をほぐして、生ハム・卵焼き・胡瓜を盛り付けてつゆをかければ、
「山冷やし中華」のできあがり! お酢の風味が疲れた体にうれしいです。
ピストンで登って来た道を引き返します。写真は連結ルート分岐地点。
岩場展望台から北方向、蓼科山が見えました。
横根山コース分岐地点
気温は20℃代前半で過ごしやすかったです。
御嶽神社までもどってきました。
休憩舎からの眺め。往きに立ち寄った時はダメでしたが、帰りは南アルプスが良く見えました。
三の松の豪快な枝ぶり
民家のユリに顔を近づけると、むせるような香りがしました。
駐車場に着くと雨が本降りに、すべりこみセーフでした。
(あとがき)
傘山ハイキングで一番人気は”町民の森コース”。駐車場の標高が1000m越えなのと、林道歩きが長いので比較的楽に登頂できるようです。最初はそのコースをピストンするつもりでしたが、もう一つ”御嶽山コース”があると知り、欲張って2つのコースの周回を計画しました。
ところが、前日の天気予報によると降雨が早まりそう… 結局、現地を歩きながら疲れ具合を考慮して、御嶽山コースをピストンするという軟弱案が全会一致で採択されました
コースは良く整備されて歩きやすかったのですが、それでも標高差700m・登り標準コースタイム3時間とそこそこ長いです。特に山頂直下の標高差200mが急で、しかもほとんど直登だったのでとてもキツかったです。
登山口では南アルプスも中央アルプスも雲の中に隠れていたので、眺めは諦めていたのですが、山頂に着く頃には晴れて素晴らしい展望が楽しめたのでラッキーでした。
帰りは登山口に近い御嶽神社を過ぎたあたりからパラパラ雨が落ちてきて、駐車場に着いた頃には本降りになりました。今回はコースピストンに変更したおかげで大して濡れることなく済んで、軟弱さが幸いしました。
(おまけ)
与田切公園で天然水「越百の水」を汲んで、
与田切公園で天然水「越百の水」を汲んで、
道の駅「いいじま」でお土産購入
高森温泉「御大の館」でお風呂に入りました。
温泉施設にはリッチなアルプス展望休憩室がありました。
お土産は分杭峠で貯蔵熟成された「今錦」ゼロ磁場 特別純米酒です。
傘山ハイキングで見かけた植物(写真22枚)
サワギク
ルリソウ?
ダンコウバイ(実)
クルマバソウ?あるいはクルマムグラ?
イタヤカエデ
ノリウツギ
アクシバ
クロモジ(実)
トチバニンジン
ヒヨドリバナ(つぼみ)
ハエドクソウ
ツクバネソウ(実)
タケシマラン?
モミジハグマ(つぼみ)
オトギリソウ
マルバノイチヤクソウ
マルバノイチヤクソウ(葉)
サラシナショマ?
リョウブ
ウツボグサ
ヤマホタルブクロ
ムラサキシキブ(つぼみ)
タグ:愛知県外の山
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