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[次項有]2022年2月より新着記事はブログ「てっぱん家2」に移行しました、これまで同様よろしくお願い申し上げます。
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【奥三河】離山 新豊根ダムから周回 2022/5/1 [山歩き・ウォーキング]

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 奥三河にある離山、その主稜線へ接続する支尾根から眺めた三ツ瀬明神山



【駐車地】
新豊根ダム公園駐車場
Mapcode: 386 721 565*72
Googleマップ:https://goo.gl/maps/J3cEPVf5z4zD4nbw6
【注意事項】
・県道と林道歩き以外は全てバリエーションルートにつき、案内標識や明瞭な道はありません。地形図・コンパス・GPS機器等でルートファインディングを要す。
・P865から離山間の稜線は急傾斜のアップダウンがあり、転滑落の危険性が高いため補助ロープの携行を推奨。

 現在通行止めとなっている奥三河の県道429号線、その県道沿いからさらに山奥に登った所に、今から60年以上前(1960年)に廃村となった「大入集落跡」があります。その集落跡から主稜線に登り、さらに北上したあたりの支尾根に、謎めいた建物が古い地形図に描かれており、何かの遺構があるのではないか?とのこと。そこで一年以上前から温めていた、集落跡の探訪と離山登頂のセットで探索しようと言う計画を山友のkameさんと実行しに出かけてきました。

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 同じ愛知県内にありながらアプローチに時間が掛かるため、新豊根ダム横の公園で前泊 明るい内から宴会が始まりました(^^ 公園には水洗トイレがあるので助かります



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 夜の豊根ダムとみどり湖



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 明日に備えて就寝 夜明け前のまだ暗い時間帯にガラガラと雷の様な大きな音で目が覚めました、どうやら近くで落石があったようです



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 翌早朝に食事を済ませた後、ストレッチして出発(kameさん撮影)



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 県道入口の車止めをすり抜けてトンネルに入る この山行前に入手した情報では、ここから4.5キロほど先で斜面が大規模崩落して県道が徒歩でも通れないとのこと 集落跡地の登り口にたどり着けないかもしれませんが、とりあえず崩落地点まで行ってみることにしました



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 ニホンミツバチの巣箱が県道沿いに並んでいましたが、どれも空家でした



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 2つ目の車止めは開いていました



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 約40分でガイドブックで解説されている離山登山口です 今回はスルーして県道を先へ進む



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 道路の真ん中で咲いていたヒメレンゲ



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 放水時の注意喚起看板



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 まず最初の崩落地点、慎重に通過します



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 第一トンネルを潜る この先県道が通れなかったら、戻ってこのトンネルの上の尾根に取り付いて主稜線をめざすつもりですが、こちら側からは取り付けそうにありません



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 県道崩落地点Aに到着 はるか上方から根こそぎ落ちてます



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 落石を監視しながら一人ずつ通過しました



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 岩盤の上を滑り落ちたみたいですね



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 県道崩落地点B 無理すれば行けそうでしたが、前日に雨が降って更なる崩落や落石の危険があるかもしれませんし、予定よりスタート時間が遅れたこともあり、今回は廃村探索を断念して手前から離山を周回して戻ることにしました


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 GoogleEarthで見た大規模崩落。県道の被害は2個所、今回は崩落地の真上の尾根を登って主稜線に出ました(画像クリックで拡大)



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 再び第1トンネルまで戻ると、横に階段があったので登ってみました(kameさん撮影)



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 何のために設置されたのか不明ですが、この階段を使えば尾根に乗れそうです



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 尾根に乗ると何かの施設 階段が設置してあったのはこの為だったんですね(kameさん撮影)



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 「警報サイレン局」ダムの放水警報の施設みたいです



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 施設の裏手から尾根歩き開始、いきなりハードな登りで始まりました(kameさん撮影)



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 序盤から急斜面で息があがる



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 岩ゴロゴロで浮き石が多い地点もあり、注意しながら進みます



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 大規模崩落の真上に出ました、ほぼ稜線近くから崩れ落ちた様ですね


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 良く見ると上部が地面ごとズレて止まっています いずれ崩れ落ちてしまうのでしょうが、もしもその時県道の崩壊地を歩いていたら危ないでしょうね



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 伐採地手前の鞍部から 先に見えるピークが865m独標、見るからに急です



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 ヤセ尾根のこんな場所に炭焼窯跡がありました(kameさん撮影)



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 南西に目をやると存在感のある三ツ瀬明神山が見えた



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 急斜面を四つん這いになって登る(kameさん撮影)



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 この地点は浮き石が多かったので、登り終えるまで後続は安全な場所で待機してもらいました



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 林業用の残置ワイヤ こんなに重いものをどうやって持ち上げたのでしょう?



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 振り返ると奥三河の山々 左から大笹山・小岩岳・大岩岳



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 支尾根登りもいよいよ終盤、最後に標高差130mの急登が待っていました(kameさん撮影)



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 根っこが絡むヤセ尾根を通過



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 標高850m、山頂手前の緩やかになったあたりです 木に巻かれたテープにはここではお伝えできない内容が書かれていました



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 標高865m独標ピークに到着 ここで佐久間湖下流の浦川から離山まで続いている主稜線に乗りました



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 ここから北へ離山まで主稜線を辿ります(kameさん撮影)



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 かなりの急傾斜なためクライムダウンしているところ(kameさん撮影)



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 見上げるとこんな感じです



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 標高880mピークにテープ 県境はここを右へ佐久間ダムの下流まで降りていきます(kameさん撮影)



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 私達はこのピークを左(北)へ下る(kameさん撮影)



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 少し下るとものすごく急になってきました 頼れる立木が少ないので、kameさんにロープを準備してもらっているところ



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 急なヤセ尾根、しかも掴むことのできる木がほとんどないので、ロープがあるとものすごく助かります(kameさん撮影)



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 地形図を見て想像していたとおり、このあたりは気の抜けない稜線歩きが続きます(kameさん撮影)



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 鞍部からの登り返しもかなりの急斜面です



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 突然現れた大岩は左(西側)を巻く



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 この急斜面もロープで下降(kameさん撮影)



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 途中、白いイワカガミの群生がありました



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 ほんとにアップダウンのキツイ尾根です(kameさん撮影)



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 888m独標ピーク、広い頂にはアセビが茂っていて視界は悪いです



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 P888のすぐ先は変則的な稜線、写真左のピークは下部をトラバースしてスルーします



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 860mピークは西側を巻くように獣道?が付いていました(kameさん撮影)



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 写真の斜面を登り切れば離山の山頂です ここまでの疲労がたまって息も絶え絶え…



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 そしてようやくたどり着いた離山の山頂 昨年に続いて2度目の登頂です



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 THさんの山名標識



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 雨が降りそうなので急いでランチ、食べている間に雨がポツリポツリと落ちてきました



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 予報によると、このあとも雨なので雨具を着込んで出発(kameさん撮影)



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 枯れ笹の残る斜面を下っているところ



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 ヤセ尾根になってからは歩きやすくなりました



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 ブナが一本だけ立っている地点



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 標高800m鞍部、3本テープから西の谷間を下降(kameさん撮影)



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 間伐材が転がる歩き難い谷間を下って別の谷に合流します(kameさん撮影)



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 別の谷に降りてから50mほど下ったところにお助けロープ これを使って小尾根に乗ります(kameさん撮影)



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 小尾根を乗り越え、薄い踏み跡をトラバース(kameさん撮影)



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 ここで尾根に合流しました



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 尾根を下ると眼下に豊富林道が見えてきました 後は舗装路(林道)をひたすら下るだけなんですが…(kameさん撮影)



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 クロモジの花



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 マルミノヤマゴボウ



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 林道沿いにはタニウツギがたくさん咲いていました



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 小滝とヤマツツジ



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 ガクウツギ



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 林道脇のこんな場所にモリアオガエルの卵、水たまりが干あがったらオタマジャクシは生きられそうにないけど…



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 林道に出てから3.6キロ・1時間、ようやく県道に合流 林道歩きが長く、皆さん途中から無口になってしまいました(^^;)



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 ダム湖の暗~いトンネルへ



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 トンネルをぬけて無事帰還、皆様お疲れ様でした



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 新豊根ダム公園から大岩岳

 前日の夜は3人で炭火を囲んで一杯やりながら世間話に花を咲かせることができ、当初の目的は達成できませんでしたが、とても充実した2日間を過ごす事ができました。kameさんお付き合いありがとうございましたm(_ _)m



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 「湯~らんどパルとよね」で汗を流して家路につきました


タグ:愛知のお山
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