プレモルハイク2022 第2弾 平戸橋から香嵐渓 2022/11/16 [山歩き・ウォーキング]
地蔵尊が見守る東海自然歩道を行く(豊田市山中町にて)
愛知県豊田市足助の香嵐渓(こうらんけい)はteppan_が物心ついた頃からすでに県内では良く知られていた紅葉狩りスポットで、シーズン中には大勢の人が訪れる観光地です。
紅葉時期は県外ナンバーのツアーバスや行楽客のクルマで大渋滞が起きるので、周辺地域に住んでいる人達の多くが敬遠する場所です。teppan_も紅葉時期に最後に訪れたのは20年くらい前だった気がします。
そう言った理由でずっと近寄らないようにしていましたが、久しぶりに観光客に混じって紅葉狩りに行ってみようと思い立ちました。ただ、クルマで行くと駐車場の混雑や渋滞がどうしても避けられません。そこで ”東海自然歩道を歩いて香嵐渓まで行ってみよう!”ということになりました^^
夜明け間近の豊田市美術館
名古屋鉄道・豊田市駅から猿投行き始発電車に乗車。
平戸橋(ひらとばし)駅で下車してハイキングスタート。
枝下用水沿いの紅葉。
民芸館事務所前に自販機あり。オール徒歩なのでエイドステーションの場所を把握しておくと良いですね。
枝下用水の起点近くで咲いていたユッカ。
花を見かける事は少ないですが、なかなかに美しいです。
ユッカの花茎、この形ってアスパラガスそっくりじゃないですか?
道端に咲く野菊。
矢作川に架かる勘八水管橋を渡る。太いパイプの中は灌漑用水が流れているそうですが、意外なことに、ここから約17キロ上流にある百月(どうづき)ダムから取水しているようです。
上流に見えるのが越戸ダム。この辺りは勘八峡と呼ばれ、ダムができる前は風光明媚なところで県内でも良く知られる景勝地だったとのこと。
越戸ダム。発電用ダムですが右岸に枝下用水の取水口を備えています。
三水湖と東海環状自動車道の勘八橋。
国道を離れて「勘八誇道橋」を渡ります、写真は歩いてきた国道153号線を見下ろしたところ。この橋の道路入口から東海自然歩道になっています。”誇道”とは道路を跨ぐという意味だそう。
この辺りの丘陵地一帯は開拓農地で勘八(かんぱち)町という地名になっています。名前の由来は江戸時代に”勘八太郎”という山賊が住んでいたという言い伝えがあるからだとか。”勘八”と名の付く渓谷や橋が多くあるのはそんな理由によります。
車道を離れて山道に入る地点。
この標識が無ければ東海自然歩道だとは誰も気づかない。
自然歩道から少し外れた所にある勘八山の標識。地形図によると、この辺りで一番標高が高いのはここではなくて、独標のある171m地点なんですけどね。
オイスカ研修センター入口。アジア太平洋地域の青年向けに農業技術の研修指導を行うNGO法人。日本にはここを含めて4ヶ所に研修施設があるようです。
空がとても青い。
市営勘八牧場跡地、現在はオイスカの研修農場として使われているようです。
満開の四季桜。
ソメイヨシノに比べると花径は半分くらい。秋に咲くサクラは何種類かあるので別種かもしれません(未確認)。
農場の通路沿いにはソメイヨシノとカエデの並木。このあたりはまだ紅葉していませんね。
この分岐地点は右です。
すぐにまた分岐地点、ここも右です。この地点は昨年歩いているのですが、今回は逆方向に歩いているので雰囲気が違った感じがします。
ベンチが設置された休憩所を過ぎて下った所の分岐(写真)を今度は左へ。右へ行くと「鷹見岩」という展望地がある様なのですが、道が藪がかっていたので今回は行くのは止めにしました。
上高町で県道を横断。ちょうど坂道で車が勢いよく下ってくるので注意して渡ります。
しばらく川沿いの舗装路を歩いて行くとまた分岐。やすらぎ霊園方向(左)へ行きます。東海自然歩道は車道を通る部分も多いです。分岐を間違えるとあらぬ方向に進んでしまうのでなかなかに厄介、要所は地形図で確認しました。
フユイチゴの実がたくさん、甘さ控えめでちょっと渋いですが結構美味しい!
千鳥町まで来ました。
千鳥寺(せんちょうじ)は曹洞宗の寺院。
お寺にはトイレもあって助かりました。
民家の庭先を通って小屋の横から山道へ。
ここから山道が続くかな?と思ったら、
舗装路に出た所に「南山やすらぎ霊園」がありました。
歩道の続きはどこだろう?案内標識が無いので戸惑いましたが、写真のところが入口でした。
標識が現れるとホッとしますね。
しばらくは尾根道歩きです。
尾根道のすぐ横がゴルフ場でした。平日の朝ですがすでにプレーしている方が居ますね。
上空が明るく開けたところに休憩所、ちょっと荒れていますがここで休憩。
朝っぱらからかんぱ~い!「プレモル」のタイトルはこれが理由です
炭水化物補給とおつまみを少々。
やや荒れていますが明るい尾根道。
山中町に出て県道を横断、公民館隣から自然歩道の続きに入ります。
東海自然歩道の真新しいトイレ、すぐそこなのに県道側からは幅広い側溝に阻まれて入れません。
もう一度自然歩道を戻ってみると、獣の除けフェンスを開けて裏の急斜面を下って行くようです。もうちょっと何とかならなかったのかな…
公民館の横を通ってお地蔵さんのある地点に出ました。
のどかな山村風景。
民家に飾ってあった菊の鉢植え、ひと株を仕立てたみたいですが見事ですね!
ぽつんとコスモスの花。
ここから一旦田んぼの中へ。自然歩道の標識が目印。
スパッ!と切った様な岩がありました。
アザミの花。
”南無阿弥陀佛”と刻まれた石碑。
かなりくたびれた標識と地蔵尊。
ベンチのある峠に着きました。
ここが元山中峠。
峠からは急で荒れ気味の道になります。
墓地の前を通過して、
東大島町に出ました。
八坂神社に参拝。
県道沿いの集落を抜ける、かなりの急坂でした。
県道を横断して大国橋を渡り、巴川左岸へ移ります。
大きな石に橋の名前が刻まれていました。
車道を少し登って、写真の場所から巴川沿いの山腹道に入ります。
山腹に付けられた道は結構荒れていました。
倒木があったり、斜面が崩れかけていたりで歩き難くかったです。
香嵐渓まであと4.6キロ、まだ先は長い。
暗くて荒れた山腹道も終わり一息つける場所に出ました、この先から舗装路歩きになります。
雲晴橋(うんじょうばし)横を通過、県道の渋滞を避けて橋を渡ってきた車が次から次へと通過していきます。
巴川沿いは秋の景色。
白鷺温泉仕様の飲料自販機。
お隣の自販機はこんなものが入っている様ですが売れるのかな?
巴川の対岸、赤い橋の先は追分小学校。
一段下がったところに歩道があります。
小原橋から先は歩道がないので注意。
足助病院手前あたりから渋滞が始まりました。
足助記念橋から先は一般車通行止め、ここから橋を渡って渋滞する国道へ合流しなくてはなりませんが、ほとんど動きません。
一番大きい宮町駐車場は右へ曲がればすぐですが、観光バスのみ通行が許されているようです。
すでに大型バスが数台、紅葉のライトアップが始まる夕方にはかなりの台数が駐まるのでしょうね。
平戸橋駅をスタートしてから約20キロ・6時間、ようやく香嵐渓までたどり着きました。(写真は巴橋から見た香嵐渓)
この後、足助の街中へ散策に向かいました。香嵐渓周辺と紅葉ライトアップの様子は次回のレポートでお伝えします。
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