【尾張】海上の森で植物観察 [山歩き・ウォーキング]
林道を歩いて物見山へ向かう
海上の森(かいしょのもり)駐車場:トイレあり
愛知県瀬戸市海上町
Googleマップ: https://goo.gl/maps/Ms8tSW7v7GBU3gvR7
Mapcode: 30 704 422*28
愛知万博がキッカケで知った海上の森、18年前から毎年一度は歩きに行っています。気が付けば今年も9月、このままだと行かずに終わってしまいそうなので、久しぶりに植物観察に出かけてきました。AM6:20 海上の森(かいしょのもり)の広い駐車場をスタート、クルマは3~4台駐まっていました。
トイレ前にあった「豚熱対策石灰トレイ」にタバコの吸い殻が入っていました、ハイカーやバードウォッチャーじゃない事を願います。
キハギ
ノリウツギ
赤ウインナーそっくりなツチアケビの実が落ちていました。
ウツギの実
クズ(葛)
オニドコロの雄花(上)と雌花&実(下) ヤマノイモの仲間ですが、あるいはタチドコロかも。
センニンソウ(仙人草) 花が終わると長い髭が伸びたような姿になるので付いた名前だそうです。
ノブドウは実ができ始めていました。青く色づくとけっこう綺麗なんですよね。
エゴノキ サポニンを含む若い実を石鹸代わりにするそうです。
ナツフジ
四ツ沢から湿地へ向かいました。
キノコ各種
屋戸図根点のあるピークに到着(標高160m)
愛知環状鉄道・山口駅や瀬戸デジタルタワー(地デジ電波塔)が見えます。
見上げるとクリの実が生っていました、まだまだ暑い日が続きますが、木々は確実に秋を感じ取っているんですね。
カビが生えた様なキノコ。
キンモンガ
ミズギボウシ コバギボウシ
屋戸湿地
ノギラン
サワシロギク
ホザキノミミカキグサ 花に朝露が乗っていました。
調べたらナガコガネグモのオスのようで、水田や湿地で多く見かけるそうです。良く見ると足が1本ありませんね。
ちなみに、クモは昆虫ではないそうです。体が頭と胴と足の3つに分かれていて、足が3対(6本)なのが昆虫で、クモやムカデやサソリは違う分類とのこと、分類学的にはクモと昆虫とは遠く離れた存在なんだそうです。
ヤマウルシの実
AM7:30の気温、高目です(27℃)
図根点ピークに戻って、次は南方向へ笹の茂る尾根道を行きます。
尾根道から谷間を下って物見山登山口へ続く林道に出ました。写真はツユクサ、こんなに鮮やかな青色を出す植物はなかなか無いですよね。
キンミズヒキの実(上)と花(下) 実は服にくっつく嫌われもの。
林道の土留め
ダイコンソウの花(上)と実(下)
ガンクビソウ
ハリギリ
ダンコウバイ
ここが物見山へ続く尾根道の入口。
この尾根道を最後に歩いたのは何時だったか覚えていませんが、少なくとも10年以上は前だったと思います。土が流され段差が大きくなり、かなり様子が変わっていて、越えるのに苦労する個所が幾つかありました。
”物見山は聖徳太子の古墳です”と書かれた案内板
物見山の頂上に到着。久しぶりに歩いた尾根道の感想は ”頂上までこんなに遠かったかな?”でした(^^;
シンプルですが可愛らしい標識
山頂から北西方向の眺め。右前方に愛知県森林公園と東谷山、手前下には海上の森内にある古民家が見えます。
山頂の寒暖計が指す気温は25℃、たびたび猛暑日を経験している身にとっては、かなり涼しく感じました。
オトギリソウの仲間、コケオトギリかな?
タラノキの花 春の味覚、タラの芽がこうなります。
クサギ
キツネノマゴ
ヒヨドリバナの実
物見山頂上から林道を下って車止めを抜けると、海上の里へ続く別の林道に合流します。
海上池(瀬戸大正池)へ
随分水位が下がっているようです。ここの水は毎年冬を迎える前に全部抜かれます。
乾いた湖底の一部
タヌキの足跡かな?
ミゾゾバ
古民家へ続く林道脇に咲いていたハナトラノオ。
ヤブハギでしょうか?
古民家を移築した里山サテライト(かたりべの家) ここは海上の森センター内にあるWEBカメラで監視?されていますよ^^;
屋内はコロナ感染症の影響で使用禁止にされていましたが、現在も使わせてもらえない様です。
柿の実を見ると秋を感じますね。
ヘクソカズラ
ナンキンハゼの実、中に入っている実でロウソクが作れるそうです。
古民家近くの道路沿いの小屋の前で三脚カメラで待機している人がいたので、何の撮影ですか?と聞いたら、幸せを呼ぶと言われる青い蜂、ルリモンハナバチとのこと。そこにはミントの花が咲いており、この時間帯(10:00頃)に良く現れるそうです。残念ながらこの日は姿を見ていないとのことでした。
ヤブラン
林道脇の凹みで涼んでいた黒猫、”こっちへ来るんじゃニャア~”と牽制されました^^
マンリョウ
ムクゲの花(上)と実(下)
シラヤマギク
ミズヒキ
シロオニタケ
林道を歩いていたら実のようなものを見つけました。
桐の葉に似てますが、小さいしちょっと違うような… 調べてみたら「アオギリ」だそう、幹が青く葉が桐に似ているので名付けられたとか。
ユニークなのはこの実です。写真では分かりにくいですが、葉っぱみたいな翼の縁に丸い実が付いているのが分かるでしょうか?どうしてこんな姿になったのか?不思議な植物です。熟した実はコーヒーの代用品にしたそうですが、いったいどんな味がするんでしょうね。
すぐ隣に広い駐車場があるのにこの状態、日陰に駐めたいのは分かかりますが、ここを通る住民にとっては迷惑ですし、いきなりドアが開いて事故が起きる前に、路上駐車は止めていただきたいです。
ハイキング後は
「長久手温泉ござらっせ」でお風呂
冷やし中華のお昼ごはん。お隣の産直で仕入れているのか?麵が見えないほどタップリで新鮮な野菜でした。
おしまいは帰りに立ち寄ったIKEAで衝動買いしたサボテンの置物^^
この後、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)にも立ち寄りましたが、長くなりましたのでレポートはまたこの次にでも…
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