猿投の森散策 2023/10/5 [山歩き・ウォーキング]
癒やしの空間、猿投の森
【駐車地】
愛知県瀬戸市東山路町 山路ゲート前スペース
愛知県瀬戸市東山路町 山路ゲート前スペース
Mapcode: 30 707 853*77
この日は来たる山行に備えて鈴鹿の山を下見に行く予定でしたが、お天気が優れず風が強くなりそうだったので、近場の猿投山へお散歩に行ってきました。
猿投山西麓にある山路の森入口。車止め手前のスペースからスタート。北側メイン登山道口のある雲興寺より標高にして60メートルくらい高い地点になります。お天気が優れないせいか?すでに8時近くなのに他に車はありませんでした。
しばらくは林道両脇の植物を観察しながら歩きます。オオカメノキの冬芽?が出ていました。
サルトリイバラの実。一度赤くなったのを見てみたいのですが、まだ早かったみたい。
ウラジロで埋め尽くされた法面。猿投山にはこうした群生地が幾つかあります。
ヤマザクラの大木、まさに主ですね。
ちょうど林道から山道への入口にあるツルリンドウ、今年も花を咲かせていました。
そのまま林道を東へ、見上げると虫食いだらけの葉に気が付きました。
樹木は難しくてなかなか覚えることができません。ネットで調べてみた結論はトサミズキ。多分合っていると思います。
猿投山は風化した花崗岩が多いので、沢底はこんな感じの白砂になっています。
アキチョウジ
葉っぱが丸裸だったカラスザンショウの葉に居たのはアゲハチョウの仲間の幼虫。ちょっかいを出すと触角をピョ~ンと伸ばして威嚇してきます(^^ この時期の幼虫は蛹で越冬するみたいです、そのためにたくさん食べなきゃならんのでしょうね。
東海自然歩道のトイレのある交差点に着きました。トイレの左奥が雲興寺方面。ここに幾つか気に留めている野草があります。
キッコウハグマ ずいぶん数が減ってしまいました。
ツルリンドウ
スズカアザミ(だと思います)
同じ場所で咲いていたスズカアザミ2株。葉の形がずいぶん違いますが個体差なのかな?
トイレから林道を山頂寄りに少し進んだ所の交差点。ここにも虫食いだらけのアカメガシワがありました。この周辺にはミカワショウマとかチダケサシとかあったはずですが見当たりませんでした。
猿投山が花の百名山に選ばれた際の野草がこちらのセンボヤリ。数が減っているのが気になります。
槍が1本だけありました(秋の閉鎖花)元々開かないのでツボミと呼んで良いのかどうか?
マルバハギかな
地面を這うように伸びていたコウヤボウキ
ヤマノイモ(自然薯) むかごを付けていました。
ヤブウツギの実
初めクマシデか?と思ったんですが実の形が違う。
実でヒメヤシャブシと判定しました。
黄葉し始めたシロモジ
シロモジの実が割れて種が出でいました。
けっこう大きな種です。割ってみたら中身がビッシリ詰まっていましたが、香りはあまりしなかったです。
北歩道のサイコロ岩
同じくうさぎ石
ここで主稜線(東海自然歩道)に合流
うっすらと名古屋駅ビル群、右奥に養老山地の山々が見えました。
ミカエリソウの群生
花が旬の時期に見たのは初めてかも。
ミカエリソウのつぼみ
猿投山の山頂
雲が多く遠くは見えません。
teppan作成の標識のある展望地。
恵那山も御嶽山も見えませんでした。
引き返して、陽だまりの休憩所でランチしてから下山。雰囲気の良い雑木林の谷間を行く。
クリンソウ群生地。元々自生していたのか植栽したのかは分かりません。
赤猿峠 東海自然歩道(右へ)を下ります。
道は所々花崗岩剥き出しになっています。
タマゴタケ
シロダモ(名札が付いていました)クスノキ科ですがクロモジの仲間ではないようです。
往きに歩いた林道に合流。
ヤブマメ
メナモミ
イロハモミジはまだ青かったです。
猿投の森 フユイチゴ群生地
実をたくさん付けていました。
タカノツメの実
ウワミズザクラ(名札が付いていました)
コシダ
ツブラジイの大木(名札が付いていました)
クロモジの実 シロモジより実は小さいですが、割ってみると良い香りがしました。
コバノガマズミ(たぶん)
ミヤコザサ ひと穂だけ白い隈取りになっていました。
節の上が膨らんでいるのがミヤコザサの特徴。
ツルアリドオシの赤い実
戻ってきたらクルマが何台か増えていました。
後学のため採集してきました。
アカガシ(表・裏)
ヒメヤシャブシ(葉裏)
シラカシ(表・裏)
林道脇に生えていたこの植物、種がやたらと良く引っかかるので調べてみました。葉っぱは笹にそっくりな形ですが柔らかい。名前はササクサ(笹草)
花穂に付いた種子の先に鉤状の固い毛がいっぱいありました。これで引っかけるんですね。
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