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【鈴鹿】石水渓から仙ヶ岳 2023/11/18 [山歩き・ウォーキング]

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 仙ヶ岳南尾根から眺める伊勢湾



(駐車地)石水渓野外研修施設前駐車場
https://maps.app.goo.gl/BAaQPhx9jP71Bmib7


 仲の良いヤマレコメンバーと3回目となる鈴鹿合宿、今年は南鈴鹿の雄「仙ヶ岳」でした。kameさん、s4redsさんと私達teppan夫婦4人で歩きました。

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 東名阪道・御在所SAで豚汁定食を食べてから石水渓へ向かいました。


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 石水渓へ向かう途中、仙ヶ岳方面を見上げると上の方が白くなっていました。過去2回の合宿も雪が降りましたが、メンバーの中に雪を呼ぶ人が居るようですね(^^



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 三重県亀山市・石水渓野外研修施設のお向かいにある駐車場からスタート。登山届けBOXも完備されていました。


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 600mほど舗装路を歩きます。途中にあるバンガロー村に登山口があります。この道は安楽峠を経由して滋賀県甲賀市につながっています。旧東海道の間道で”安楽越”と呼ばれ、豊臣秀吉が大軍を率いて滝川一益討伐のために通ったとされる道です。


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 バンガロー村の反対側が登山口、尾根ひとつを乗り越えて石谷川へ降りていきます。(kameさん撮影)


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 石谷川渡渉地点、渡った後登り返して林道にでます。(kameさん撮影)


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 しばらく林道歩き、前方の岩山は鬼ヶ牙です。


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 林道に出てから2キロ弱で白谷道との分岐地点、右折してイタハシ谷を詰め仙ヶ岳南尾根へ取り付きます。


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 このコースは12年ぶりでしたが、そのときより荒れてきた印象ですね。(kameさん撮影)


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 沢沿いの道が崩壊して谷中を迂回する地点、小滝がありました。


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 固定ロープに頼りながら登っていきます。


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 さらに詰めて行くと再び固定ロープがありました。


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 上部に進むに連れ傾斜が増してきます。岩ゴロゴロで歩き難い。(kameさん撮影) 


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 巨大な岩壁脇を通って急斜面を必死に登ると、


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 鞍部にたどり着き、ここで南尾根に乗りました。一旦山頂方向とは反対へ進み、滝谷不動尊に手を合わせに行きました。


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 岩を削った祠に安置された滝谷不動尊。12年前に撮った写真を見ると真新しい菊の花が備えてありましたが、今はご奉公で訪れる人は居なくなったようですね。


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 不動尊のある岩は上に登れるようになっていて、そこには役行者像など3体の石仏があります。岩のてっぺんからの眺めは良いのですが、みぞれ交じりの雪が降っていて何も見えませんでした。参考書にはこの岩のてっぺんで修行僧が座禅を組んでいたのではないか?と書かれていました。


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 不動岩から岩壁を見せる尾根、とうとう雪が舞いだしました。


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 鞍部に戻って進行方向に目をやると、固定ロープが垂れた岩場。南尾根ルートはいきなりこんなスタートです。


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 両手両足を駆使して垂直の岩場を登る。


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 登るに連れ積雪が増してきました。


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 ミヤマシキミ


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 晴れていれば楽しいルートなんですが、何も見えないので黙々と進むのみ。


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 雪が乗ったソヨゴには赤い実がぶら下がっていました。お正月の題材に相応しいですね。


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 霧氷みたいな着雪。


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 西から吹く強風の影響で、尾根の東側のみ白くなっています。登山のコンディションとしては悪いですが、これはこれで面白い、この天候だからこそ出会えた風景です。何度同じ山に登っても毎回どこかが違う、山登りはまさに一期一会だと思います。天候を嘆いても仕方ないので、どんなコンディションでも楽しめる心を持ちたいです。


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 フードをかぶって臨戦態勢のメンバー。


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 岩の間をすり抜けるように登る地点。初めてだと、どこがルートだか分からず戸惑ってしまうに違いない。(kameさん撮影)


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 ここも四輪駆動でよじ登る。


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 この写真だと、とても仙ヶ岳を登っているとは思えませんね。


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 仙ヶ岳のシンボル「仙の石」にたどり着きました。


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 このアンバランスさが奇岩たるゆえん。仙ヶ岳を開山した仙朝上人がこの場所で入定したと伝わるそうです。上人がまだこのどこかにいらっしゃるかもしれません。(kameさん撮影)


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 teppanが初めて仙ヶ岳を登頂した14年前から変わらない焼き物の標識。朽ちては度々付け替えられるのは山標識の常ですが、これだけ長い間壊れずにあるなんてすごいです。


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 仙ヶ岳は東西に2つのピークを持つ双耳峰で、鈴鹿の主稜線から眺めると特徴的なのですぐ分かります。写真は仙の石近くにある東峰の境界杭。


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 東峰からいったん下って登りかえすと西峰(山頂)です。両ピーク間は結構離れていて、”双耳”というより”双頭”と呼んだ方が適当かもしれません。


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 西峰から再び東峰方向に戻った鞍部、今度はここから白谷道を使って下山します。


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 白谷上部は落葉と雪で滑りやすいので慎重に。


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 花崗岩が敷き詰められたような谷、白っぽいので”白谷”なのかもしれませんね。(kameさん撮影)


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 やがて水流が現れると渡渉を繰り返すようになります。基本谷芯を下れば良いのですが、先人が付けたテープを便りに左へ右へと忙しくなってきました。(kameさん撮影)


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 朽ち木に着生していたキノコ。キクラゲみたいで食べられそうでしたが、知識が無いので手を出しませんでした。後で小屋番さんに写真で確かめてもらったら「ハナビラニカワタケ」というキノコで、煮てポン酢をかけると美味しいそうです。(kameさん撮影

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 堰堤横を下降(kameさん撮影)


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 沢沿いの高巻き道は、一個所崖崩れで通れない地点があるのでハシゴが2つ掛けてあります。一旦沢に降りて上り返します。


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 高さ4メートルくらいですが、落ちたらただでは済まないので慎重に。


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 鎖のある地点を通過。


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 白雲の滝(kameさん撮影)


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 12年前はまだ健在でしたが、倒壊して無くなってしまった営林署小屋。ここで往きに歩いたイタハシ谷に合流して周回完了。あとは林道を登山口まで戻るだけです。


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 石谷川にある白糸の滝。この先の道が崩れていたので上から見るだけにして戻りました。


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 石水渓のバンガロー村に着いたら、あとは車道を少し歩けばゴール。この後は今晩の宿、御在所岳北谷にある「藤内小屋」へ車で向かいました。この続きは次のレポートで。


タグ:鈴鹿の山
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